元サラリーマンが解説【看護師を辞めて違う仕事に転職することは可能⁉】異業種へ転職するコツを紹介

悩む看護師

看護師を辞めて違う仕事をやってみたい

看護師しかやったことがないけど、私に転職は出来るの?

結論:転職は出来ます。

でも、その前にちょっと待って。異業種へ転職するメリット・デメリットを考えてみましょう。

私は、会社員から看護師になりました。会社員で働いていた経験から、看護師として働くメリットや一般職で働くデメリットを理解しています。看護師の仕事のキツさを理解した上で、一般職ではなく看護師として働いています。

目次

看護師を辞めて違う仕事に転職する4つのメリット

看護師を辞めて違う仕事に就くメリットは下記のとおり。

  • 身体的な負担が減る
  • 精神的な負担が減る
  • 人間関係のストレスが減る

メリット1.身体的な負担が減る

看護師の仕事は、激務です。寝たきりの高齢者のケアや介助など、女性には不向きな力仕事がたくさん。男性の私でも、家に仕事が終わって家に帰ると子供と一緒に寝落ちしてしまいます。

また、看護師から夜勤なしの職場に転職すると、体調がよくなります。夜に寝るという普通の生活をするだけで、頭痛が治ったり、いつまでも抜けない疲労感がなくなります。

メリット2.精神的な負担が減る

看護師を辞めることで、「命に関わる、ミスが出来ない」という緊張感から解放されます。また、看護師は常に複数の仕事を同時並行でこなさないといけないため、仕事中は集中し続けています。それが命に関わる仕事なら、なおさら精神的な負担が大きくなります。

インシデントを起こしたときのストレスは、「もうやだ。忙しいのになんでこんなこと起こるの!」と軽くヒステリックになります。

私が一番嫌なのが、夜勤の高齢者の対応です。認知症の有無に関わらず、”話を聞かない。薬を飲んでくれない。ぶたれる。”こんな患者がいると、「何で入院してきたの?治療を受けられないなら、入院しなきゃいいのに」と虚しくなります。

看護師を辞めると、精神的なストレスはグッとへります。

メリット3.人間関係のストレスが減る

会社員から看護師になったときに感じたことですが、看護師の人間関係は、学校のように外部と隔離されていて閉鎖的です。

閉鎖的な環境は、流れが滞ってしまうため段々と歪んでいきます。まるで、血流障害で腐った臓器のようです。

怖い先輩が同じ勤務のときは、怖い先輩が働きやすいように休憩時間まで調整され、皆気を遣って仕事をしています。患者にではなく、怖い先輩に気を遣っていて「これが看護師の仕事なの?」と思いました。

でも、誰も何も言えなくて、怖い先輩に気を遣うのが看護師の世界では正解なんですよね。

歪んだ環境は、陰湿なイジメやパワハラ、険悪な人間関係の病巣です。さっさと、デブリ(切除)した方がいいですが残念ながら人事権は持っていません。

看護師の世界から離れるのが、人間関係のストレスを減らす秘訣かもしれません。

看護師を辞めて違う仕事に転職する2つのデメリット

当然ながら看護師から他職種への転職には、メリットだけでなくデメリットも伴います。

看護師から他職種に転職するデメリットは、下記のとおり。

  • 給料が下がる
  • 看護師のキャリアが活かせない

デメリット1.給料が下がる

看護師は、20代30代から他職種と比べて給与が高いです。その理由は夜勤です。

看護師を辞めて他職種に転職すると、夜勤がなくなるので給料が下がる可能性があります。

夜勤手当が1回15,000円で、月4回の夜勤がなくなると、月にすると約6万円の収入減。年間にすると約72万円も収入が減ることに…。

デメリット2.看護師のキャリアが活かせない

看護師から他職種に転職すると、新人からのスタートになってしまうことが多いです。看護師としての経験が活かせる職種ならいいですが、全く関係のない職種だと、最初からのスタートになってしまいます。

看護師の仕事に興味がなく、最初から仕事を覚えることに抵抗がない人なら選択肢としてアリです。

看護師から他職種への転職をオススメしない人

看護師から他職種への転職をオススメしない人は、下記のような人です。

  • 3年目をやりきってない人
  • 明確な転職目的がない人

他職種でも、新人から3年働くと「すぐに辞めない人、ある程度続けてくれる人」という認識をされます。3年目をやりきった状態で、明確な転職目標があるなら今すぐにでも転職の準備をはじめるのがオススメ。

なぜなら決断を先のばしにしてしまうと、時間という貴重な資源をムダにしてしまうから。

1.3年間働いていない人

看護師の経験を活かす職種でも、関係ない職種でも、1つの職場に3年以上働いていると選択肢が広がります。

なぜなら、3年間働いているとある程度重要な仕事を任されるようになるから。病院以外の職場でも、「3年以上の臨床経験が必須」という条件を設けている職場が多々あります。

2.明確な目標がない人

転職への明確な目標がない人は、転職をオススメしません。転職目的が明確になっていないと「青い鳥症候群」になってしまうから。

青い鳥症候群とは

次の職場に行けば、もっと良い環境があるのではないか?と現状に満足できず、職場を転々としてしまうこと

さらに明確な転職目的がないと…

  1. 行き当りばったりの転職をすることになり、転職後に後悔する可能性が高くなる
  2. 転職後の後悔する可能性が高くなると、短期間で転職を繰り返してしまう可能性がある
  3. 短期間で転職を繰り返すと、採用担当者に与える印象が悪くなる

という負の連鎖に陥ってしまう可能性が高くなってしまいます。

看護師を辞めて違う仕事に転職するときの転職先

看護師を辞めて違う仕事に転職する場合、

  • 看護師資格を活かせる職場
  • 看護師とは関係ない職種

という2つの選択肢が主にあります。オススメなのは、看護師資格を活かした転職です。

看護師資格を活かせる転職先

看護師資格を活かせる転職先は、下記のとおり。

  • 老人ホーム
  • 保育園
  • 障害者福祉施設
  • 会社の医務室
  • 治験コーディネーター
  • ツアーナース
  • デイサービス
  • 検診センター
  • 美容クリニック
  • 献血ルーム
  • 児童養護施設
  • クリニック

この中でも、人気なのが「保育園、会社の医務室、検診センター」です。

この3つに共通しているのは、下記の内容です。

  • 夜勤がない
  • おむつ交換やトイレ介助をしない
  • 命に関わるケアがない

いわゆる看護師のキツイ仕事をしないということ。さらに、看護師資格も活かせるコスパの良い仕事といえます。

人気があるので、中々空きがないのが現状です。条件の良い転職を成功させるコツは、早めに転職サイトに登録して、転職エージェントに空きが出たらすぐに連絡してもらうことです。

病院就職のようにいつでも、人手が足りませんということはないです。

保育園看護師

保育園看護師は、主に保育園で起こる子供のけがに対応します。保育園の衛生管理も仕事の範囲に入っている保育園もあります。

元気いっぱいの可愛い子供に触れ合うのは、心が癒されます。

会社の医務室

いわゆる保健室的存在です。

体調不良の社員の対応のほかに、職員検診も行います。給与や福利厚生は会社に準じます。

検診センター

主な仕事は下記のとおり。

  • 人間ドック
  • 脳ドック
  • 生活習慣病検診
  • 一般検診
  • 入学・就職前の検診

クリニックや病院の受診と違って、異状がないかを検査することが業務です。駅前などのビルのフロアにある他、バスで行う移動検診もあります。

看護師の資格を活かした転職先のデメリット

給与に関していえば、「病院で夜勤をする」勤務形態が一番給与が高いです。そのため、病院以外の就職先では給与が下がるということを理解しておきましょう。

看護師とは関係ない職種に転職するときの注意点

看護師資格を活かさない就職先に転職する場合、ハードルがグッと上がります。

特に注意したいポイントは下記の2つ

  • 求められるスキルが全く異なる
  • 正社員にすらなれない可能性がある

求められるスキルが全く異なる

医療機器メーカーや医薬品メーカーなら、看護師と変わらない給与を維持することが出来ます。さらに現場を知っているというメリットを活かすことが出来ますが、求められるスキルは売り上げを上げるスキルです。

商品の知識や会話のスキル、相手が必要としていることを読み取る能力など、今まで看護師に必要とされていたスキルとは全く違うスキルが必要になります。

正社員にすらなれない可能性がある

私は、1年目の頃に職場でいじめにあった経験があり、看護師を2度とやらないと決心しました。そして、看護師以外の仕事をしようと考えていましたが、私に資格といえるものは「看護師免許」しかありませんでした。

サラリーマンに戻ろうと転職サイトに登録し、看護師以外の仕事を探した結果、条件は厳しいものばかり…。

転職サイトで紹介された求人内容は下記のとおり。

  • 給与が看護師のときの半分。
  • 契約社員での採用。数年勤務すれば正社員での雇用が期待できる
  • 介護士だったら、正社員になれる

今でこそ、「第二新卒」という言葉がありますが、第二新卒はキャリアを活かした転職方法です。

看護師のキャリアを無視した転職を検討している私では、正社員になることすら難しい現実でした。人間関係がどうとか、仕事内容が嫌とかそういうレベルではありません。

資格の必要がない誰でも出来る仕事は正社員にすらなれないということを痛感させられました。

国家資格の看護師は低リスクで違う仕事に転職できる

仕事を辞めるってリスクが高いと考えていませんか?元サラリーマンの私が断言します。

看護師の資格って、とても強いです。

看護師免許は最強‼コスパが抜群に良い

国家資格の看護師免許は、北海道から沖縄までどこにいっても仕事に困りません。働き方だって正社員やアルバイト、派遣などどれでも働くことが可能です。

しかも、給与(時給)が高い!

だから2,3年回り道したって、すぐに次の就職先を見つけることが出来ます。

私がサラリーマンから看護師になろうと決めたのも、看護師の資格がとっても強いから

1度、看護師を辞めて違う仕事を経験して「何か違うかも?」と思っても、看護師なら大丈夫!

私の職場にも育児が終わって20年のブランクがあるママさんも「正社員」で働いています。

【まとめ】看護師から他職種への転職は低リスクでできる

今回は、看護師から異業種に転職するメリット・デメリットについて解説しました。

結論として、看護師から他職種への転職は低リスクでできます。

しかも看護師から他職種へ転職すると、精神的な負担の軽減や対人ストレスの軽減、生活の質の向上などさまざまなメリットを得られます。

看護師から他職種への転職は不安だと思いますが、看護師資格があれば失敗したとしても、食いっぱぐれることはありません。

看護師にオススメの転職サイトを知りたい方はコチラ!

この記事を書いた人

看護師のキャリアと働き方の奮闘について情報を発信中

シトラス
  • 30代 2児のパパ
  • 会社員を経て看護師になる
  • 看護師5年目で特定行為研修を受ける
  • 妻のうつにより育休&時短勤務を経験

修了した特定行為区分

  • 呼吸器(気道確保に係るもの)関連
  • 呼吸器(人工呼吸療法に係るもの)関連
  • 栄養に係るカテーテル管理(末梢留置型中心静脈注射用カテーテル管理)関連
  • 動脈血液ガス分析関連
  • 栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連
  • 循環動態に係る薬剤投与関連
  • 術後疼痛管理関連
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