【看護師を二度とやらない】と決めたら取るべき3つの行動 会社員から看護師に転職した私の体験談

私、実は看護師1年目の頃に親に泣きながら仕事のグチを言ってたんです。

会社員から、転職した20代の男が毎日ですよ!?

結局、看護師なんか二度とやらないと決めて退職しました。

でも、会社員時代の経験から、看護師以外の仕事は厳しいと考え看護師を続けることに…。

この記事では、1年目のつらい経験から看護師を2度とやらないと決めた私が何故、看護師を続けることを決めたのか、その経緯を紹介します。

今の職場がつらいと感じているなら、状況を改善できる手段の1つが転職です。

私も利用したレバウェル看護(旧看護のお仕事)に相談することで、自分に合った仕事を紹介してもらえます。

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目次

看護師1年目のつらいエピソード

会社員から看護師になるという一大決心をしたこともあって、専門学校を卒業し看護師になった当初は熱意にあふれていました。

しかし、1年目の私に待っていたのは、とあるA先輩にターゲットにされ、ひたすらいじめを受ける環境でした。

「患者を殺す気なの?」 「患者の受け持ちをさせない」と外された

勤務開始前にフォローしてくれるA先輩に「病態の理解と患者の観察ポイント」を発表したときのエピソードです。

1時間ずっと公開処刑をされました。質問に対し、参考書の「病気の見えるシリーズ」を見ながら答えましたが「で?だから?」がずっと続いて終わらない…。

他のスタッフもいましたが、そのA先輩に怖くてだれも意見が言えませんでした。

さらに、私の受け持ち患者は他の先輩方に割り振られ、私は「すいません。」と先輩方に謝りながら、ケアの介助とナースステーションの掃除をして1日を過ごしました。

「関連図を書いてきて」と言われて、翌日に「半分完成しました」と報告したら「やる気がないならやらなくていいい」と言われた

日勤の終わりにA先輩から、「次の日の受け持ち患者だから関連図を書いてきて」と言われました。

いきなりのキラーパスです。

勤務終了後に関連図を書くための情報を集めました。

帰宅後に関連図を書きましたが、1日で完成するわけもなく、半分程度まで進めてその日は寝ました。

次の日にA先輩に「半分完成しました。」と報告したら、「やる気がないならやらなくていい」と言われました。

もうびっくりです。

「1日で完成するわけないじゃん。お前だって出来ないだろ」と内心思いましたが、「すいません」と謝りました。

「金庫薬を下さい」と言っても、無視された

患者に投与する薬の中には、金庫に保管にされているものもあります。

金庫に保管されているので、鍵がないと取り出せません。

鍵はA先輩が持っていました…。

つらくて、あまり覚えてませんが2,3回は無視されたのを覚えています。

徐々に狂っていった1年目

A先輩に完全にターゲットにされた私がやっていたことは、下記のとおり。

  • 毎月の勤務表が出る度に、「A先輩と同じ勤務の日」は何日あるのかチェック
  • 帰宅後も病院から電話が来ないか気になってしまい、スマホの電源をoff
  • でも、電話に出なかったら怒られるんじゃないかと思って、電源を入れる
  • スマホの電源onとoffを繰り返す

A先輩と同じ勤務の日が近づいてくると、何日も前から気分が落ち込み、ため息が止まりません。

A先輩と同じ勤務の前日は、食欲もなくなり眠る事すら難しくなりました。

職場でも表情も固く口数も減り、仕事の優先順位はA先輩に怒られないようにすることだけを考えていました。

休日も、ベッドの上で、ずーっとスマホをいじりながら、外出することもなく家で1日中過ごしていました。

仕事が嫌で、親に泣いて師長に「辞めます」と報告した

前述のいじめがあり、親に泣きながら愚痴を言いました

徐々に電話の頻度は増えていき、最後の方は「無事に今日も1日仕事が終わったよ。」くらいの生存確認の電話です。

誰かに何かを話さないと、自分の中で仕事とプライベートの切り替えが出来なくなっていました。

その後、見かねた他の先輩から師長に報告が入り面談でもう無理です。辞めます」と伝えました。

職場復帰をしたが、仕事に行くことができなくなった

話し合いが数度行われ、「1ヶ月の休暇+部署異動」という形で看護師を続けることになります。

1ヶ月の休暇の後、部署異動をして職場復帰しました。

しかし、「A先輩に会うかもしれないという思い込み」が自分の中で出来上がっていて、仕事に行くことそのものがストレスになっていました。

▼うつになった私が実践した対処法はコチラ!

【体験談】看護師1年目の私が仕事に行きたくない原因と4つの対処法

看護師を二度とやらない人の理由10選

職場の人間関係のストレスでうつになり、仕事がつらくて「もう無理 二度と看護師やらない」と決めた方もいると思います。

看護師として勤める方の多くが「仕事を辞めたい」と考える理由は、大きく分けて以下の9つです。

私が看護師を二度とやらないと決めた理由は下記のとおり。

1つずつ見ていきましょう。

人間関係がストレス

看護師に限らず、人間関係のストレスは職場のストレスランキングで常にトップです。

女性が多く働く看護業界では、女性同士特有の人間関係の悪さに息苦しさを感じる人も少なくありません。

私が受けていたいじめは、下記のとおり。

  • 勤務表を見ながら、怖い先輩と同じ勤務日にチェックを付ける
  • 仕事が始まると「どこを観察していくの?だから?」と公開処刑が止まらない
  • 「それじゃ、受け持ちはさせられない。患者さんを殺す気なの?」と受け持ちを外される
  • 次の勤務への申し送り相手が怖い先輩だと、その日の勤務が嫌になる
  • 申し送りをした後も、仕事を手伝わされ帰れない。

今でも、思い出して嫌な気持ちになるときがあります。

夜勤がつらい

夜勤なんて、起きているだけで辛いですよね。

疲労と眠気で頭がボーっとしている中、トイレ介助や食事の介助、薬の投与など、身体的・精神的ストレスが半端ないです。

ただ、最近は夜勤明けが辛過ぎて、なにもする気力が湧かずにひたすら寝て、1日が終わってしまうことも…。

30代を超えた今、このまま夜勤を続けていくのは無理だ…と思っています。

夜勤を辞めたら今の生活水準をキープできないし、やっぱり頑張ってやるしかないと自己暗示しますが、辛いですよね。

仕事の責任が重い

命にかかわる医療の現場だからこそ、プレッシャーや責任の重さに耐えられないと悩むことがあります。

患者の命を預かる仕事なので当たり前ですが、責任が重すぎますよね。

とくに責任感が強く真面目な人は、プレッシャーに耐えられない人がいます。

高齢者の対応に疲れた

自分の受け持ちが、高齢者のとくに認知症の場合、不安が尽きないですよね。

自分の仕事ならミスを予防することが出来ますが、高齢者の患者が自分でやることは防げないミスがありますよね。

高齢者の患者に心配する内容は、下記のとおり。

  • 内服がきちんと飲めているか
  • 転倒・転落
  • 点滴やカテーテルを自己抜去
  • 痰詰まりで窒息

特に夜勤だと、メンタルがゴリゴリ削られます。

泣きたくなる夜勤のエピソード

皆さんも、下記のようなエピソードがありませんか。

  • 点滴をすれば「何するんだー」と怒鳴られる
  • オムツ交換をすれば「寒いんじゃこのバカ」と蹴られる
  • 薬を飲まそうとすれば「毒を盛る気かー」と吐き出しながら叩かれる

こういう場面に遭遇すると、「何してんだろ自分」てなります。

とくに夜勤の朝方は疲れ過ぎてて泣きそうになるし、「治療受けたくないなら病院こないでよ」と悲しくなる…。

高齢者の対応に疲れてしまい「看護師なんて二度とやらない」と看護師を辞めてしまう方がいます。

人手不足で労働環境が厳しい

看護師は、職場の慢性的な人手不足のせいで看護師一人一人の負担が大きいため、多くの人が不満に思っています。

労働環境が厳しいことが原因で、看護師を辞める人も少なくありません。

看護師の過酷な労働環境が原因で起きた下記の事故は、有名ですよね。

2008年10月に2人の看護師が過酷な労働によって死亡した事故が発生しました。当時東京都内の病院に勤務する20代の看護師が、当直明けに死亡しているのが発見され、同月に大阪府の病院でも20代の看護師が死亡する事故が発生。

日本看護協会「看護職の働き方改革の推進

Twitterの体験談によると、休みなのに突発の夜勤があったり、夜勤や残業に手当てが付かなかったりと労働環境が整っていない職場も多いです。

ミスが多く看護師に向いてないと思う

ミスが多く、自分は看護師に向いていないのではないかと思い悩んでしまう方もいます。

経験の浅い看護師であってもミスは許されず、上司や先輩から強く怒られてしまうことも…。

また、ミスを繰り返してしまい、自信を喪失してしまう看護師もいます。

頑張って仕事を覚えても、さまざまな仕事を任されるようになり、仕事量が増えたことでまたミスが増えてしまうという悪循環。

人手不足のせいで、ミスが多くなってしまい看護師を辞めてしまう方がいます。

業務内容が想像以上にきつい

重症度が高い患者が多い部署や緊急の患者の受け入れ要請が多い部署など、業務内容が想像以上にきついと感じることもあります。

また、夜勤の頻度が高い職場だと、生活リズムが崩れて体調を崩す可能性も大いにあるでしょう。

さらに、職場によっては患者の死に直面することが多いところもあり、精神的に病んでしまうこともあります。

このように、看護師の仕事は、肉体的・精神的に削られる部分が多いです

仕事内容に対して給料が安い

看護師の給料は厚生労働省の「令和2年賃金構造基本統計調査」によると平均で年収約442万円、月給約33.8万円です。

厚労省が発表した厚生労働省2020年家計調査では、日本の全年齢の年収中央値は437万円となっています。

この数値だけ見れば、看護師の給与は安くないということが確認できました。

でも、看護師の方が実際に給料に不満を抱えていることが多いことも事実です。

看護師の給与が低いと思う理由は、下記のとおり。

  • 重労働で身体的な負荷が大きい
  • 責任が重く精神的な負荷も大きい
  • 拘束時間が長い
  • 業務時間外の勉強が必要
  • 残業代が正当に受け取りにくい
  • 危険手当がない
  • 昇給率が高くない

看護師の仕事は、身体的・精神的に負担が大きいため給与が安いと感じて、看護師を辞めてしまう方がいます。

医師とコミュニケーションがとれない

職場の人間関係にストレスを感じている看護師は多いですが、とくに医師とのコミュニケーションに悩むこともあります。

看護師という立場上、医師に従わなければいけないため理不尽な目にあっても何も言い返せないのは看護師の辛いところ。

看護師に怒鳴ってくる医師が原因で、職場に来られなくなった看護師もいます。

看護師に横柄な態度を取ってくる医師には、ほんとうに困ります。

患者や家族と関わることがストレス

看護師は職場の人間関係だけでなく、患者やその家族ともコミュニケーションを取らなくてはいけません。

時には、患者やその家族からクレームを言われたり、理不尽な心無い言葉を浴びせられたりすることも…。

患者のために尽力しているのにも関わらず、辛辣な言葉を投げかけられることがあると心が折れてしまうこともあります。

また、暴言以外にも暴力・セクハラをされることも多く、看護師が泣き寝入りすることも珍しくありません。

対人恐怖症になってしまい、看護師を辞めてしまう方がいます。

看護師を辞めた方がいい人の4つの特徴

仕事が辛いと感じている看護師は多くいますが、実際仕事を辞めた方がいい場合とそうでない場合があります。

仕事を辞めた方がいいのか迷っているときは、以下の項目を判断の基準にしてみましょう。

辞めたほうがいい場合

職場で悩んだとき、自分の努力ではどうにもできない・時間が解決してくれそうもない場合は、職場を離れた方がいいです。

また、辞めようかどうか長く悩んでいる場合は、すぐに辞めるべきです。

仕事を辞めた方がいいケースは下記のとおり。

1つずつ見ていきましょう。

肉体や精神に異常をきたしている

職場での悩みやストレスが原因で、体調やメンタルに異常を感じている場合は退職を考えましょう。

もし、以下の厚生労働省のリストに自分の症状が当てはまっている場合は、要注意です。

厚生労働省のリスト

  • 気分が沈む、憂うつ
  • 何をするのにも元気が出ない
  • イライラする、怒りっぽい
  • 理由もないのに、不安な気持ちになる
  • 気持ちが落ち着かない
  • 胸がどきどきする、息苦しい
  • 何度も確かめないと気がすまない
  • 周りに誰もいないのに、人の声が聞こえてくる
  • 誰かが自分の悪口を言っている
  • 何も食べたくない、食事がおいしくない
  • なかなか寝つけない、熟睡できない
  • 夜中に何度も目が覚める

出典:厚生労働省

上記は心の病気の初期症状で、上記のどれか一つでも当てはまる場合はうつ病などに発展する可能性があります

このまま放置して働いていると、重篤なうつ病になるかも…。

職場環境が客観的にみて劣悪

労働基準法が守られていない働き方が当たり前になっている職場も退職した方がいいです。

職場環境が原因で、あなたが体調を崩した場合にはあなたに問題はありません。

ただ、自分の努力で職場環境を解決することは不可能です。

また、労働基準法に反した労働が慢性化してしまった職場は、なかなか職員個人の声が上層部に届きにくく、状況が改善しにくいです。

ハラスメントが横行している

看護師に限らず、職場でのいじめやハラスメントに悩む方は多いです。

いじめやハラスメントを行っている職員は、ベテランや権限を持っている役職だったりするので、自分1人では解決することが難しい問題です。

いじめやハラスメントの問題は、真っ向から対峙するよりも退職を選んだ方が、あなたの傷が少なくなります。

転職すべきか長いこと悩んでいる

退職するのか、いつ辞めるのかと長い時間悩んでいるなら、退職すべきです。

なぜなら、劣悪な職場環境で働くことによって、体調を崩したりするから。

ストレスを溜めながら働くよりも、バッサリと新しい職場に切り替えた方が、いい結果に繋がりやすいです。

辞めないほうがいい場合

看護師を辞めた方がいい場合の紹介をしましたが、辞めない方がよい場合のケースについて紹介します。

自分には適性がないと悩んでいる

職場でのミスや仕事がうまくいかないため、「自分は看護師に向いていないのではないか」と悩む新人看護師もいます。

しかし、こういったケースは現場で経験値を積むことで解決することが多いです。

今は仕事が出来なくても、働き続けることで上手くいくようになるので、新人のうちは割り切ることも必要。

看護師を二度とやらないメリット4選

今の職場を辞めたいと考えていても、その一歩はなかなか踏み出せないですよね。

黙って仕事に行く方が簡単ですが、それを続けてしまうとあなたが、どんどん疲れてしまいます。

ここは、勇気を出して「辞めたい」と一歩を踏み出しましょう

看護師を二度とやらないメリットは下記のとおり。

1つずつ解説していきます。

複雑な人間関係や激務を辞められる

看護師を辞めるメリットの1つ目は、複雑な人間関係や激務を辞められるということです。

看護師は仕事量が多いため激務になりやすく、きつい労働環境のせいで複雑な人間関係になりやすい。

そういった看護師の仕事に疲れている人は多いため、看護師を辞めて医療現場から離れたいという人も多いです。

そのため、複雑な人間関係や激務を辞めて、ゆっくり働くことがでいるということは看護師を辞めるメリットの一つといえます。

嫌な先輩にもう会わなくて済むと考えると、心が落ち着きますよね。

▼看護師の世界はいじわるな先輩の比率が多いってほんとう!?

異業種から転職して感じた【看護師のプライドが高い・頭がおかしい】への3つの対処法

規則正しく働くことができる

看護師を辞める2つ目のメリットは、規則正しく働くことができます。

看護師は夜勤があり、休みはシフト制であるため、不規則な生活になってしまうことは避けられません。

そういった不規則な生活のため、心身ともに疲れが溜まりやすく心や身体を壊してしまい、看護師を続けることが難しいという人も多くいます。

そのため、看護師を辞めて規則正しい生活を送れる仕事に転職することで、身体と心のバランスを取り戻すことができます。

心や時間に余裕が生まれる

看護師の仕事を辞める3つ目のメリットは、ストレスから解放され心や時間に余裕が生まれることです。

心に余裕が生まれると、精神的に安定し下記のようになります。

  • 家族や周りの人に優しくなれる
  • 自分自身にも優しくなれる
  • 今まで抱えていたストレスが減る

精神的に安定すると、表情が柔らくなり相手からの印象が良くなります。

あなたの印象が変わることで、新しい出会いがあるかもしれません。

自分のやりたいことが出来る

看護師を辞めるメリットの4つ目は、自分のやりたいことができるということです。

看護師は忙しく、ワークライフバランスを保つことが難しいですよね。

仕事のあとも疲れのせいで、やりたいことができず、寝るだけという人も多いです。

そういった人は、看護師を辞めてゆとりのある仕事に転職することで、自分のやりたいことができるようになります。

私が前職を辞めて、チャレンジしたこと

  • 海外でのボランティア活動
  • 沖縄の長期滞在
  • スキー場のレストランの住み込みバイト
  • パーティー会場のウェイター
  • イタリアンレストランの厨房

様々な仕事を経験できて、とても楽しく良い経験でした。

各地で知り合った友人とは、今でも連絡を取り合っています。

嫌な仕事を続けると自分の視野を狭くして、人生を損する

前職の営業で仕事に疲れていたときは、思考が狭くなっていました。

辞めてみると、「私ってこんなことに興味があったんだ」って、新しい自分に気付くことができます。

私も、前職の会社を辞めて海外や沖縄に旅に行くことで、看護師になるきっかけがありました。

若くて体力のある間でないと、出来ないことはたくさんあります

自分の人生がこのままで良いのか悩んでいる人は、1度看護師を辞めてみることをお勧めします。

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看護師の仕事を辞めたことによるデメリット4選

今の職場を辞めることは、メリットばかりではありません。

看護師の仕事を辞めた後に起こるデメリットは以下のようなものがあります。

収入が減る

「看護師の資格が強い」という話はしましたが、看護師以外の仕事をした場合、今の収入よりも下がります。

収入が減る一番の理由は「夜勤」です。

病院勤務の一般的な看護師の年収は、下記のとおり。(看護roo!調べ)

  • 平均年収 499万円 
  • 平均月収 34万円
  • ボーナス 85万円

夜勤手当は40~60万円がなくなる

看護師の平均夜勤手当は40~60万円です。夜勤手当50万円を毎月に換算すると50÷12=4.1

毎月4万円の収入が減る計算になります。

4万円を多いと捉えるか、気にならないと捉えるかは人それぞれです。

看護師のキャリアが活かせない

看護師資格を活かさない、新しい職種にチャレンジする方は今までのキャリアを活かすことが出来ません

主な理由は、1から仕事を覚える必要があるため即戦力として働くことが出来ないから。

看護師資格を活かして、同じ職種へ転職するのであれば、キャリアを活かすことは可能です。

しかし、畑違いの職種への転職は、新人として扱われます

また、看護師はビジネスマナーを知らないため、看護師経験が強みになる事はありません。

看護師への復帰が厳しくなる

看護師以外の仕事を長く続けていると、看護師の仕事へ復帰することが難しくなります。

医療技術の進歩や看護の変化など、長く看護師を離れると復帰は難しいです。

正社員での採用が難しい

看護師は、人手不足+売り手市場でよほどのことがなければ採用されないということはありません。

しかし、看護師資格を活かさない転職を検討している方は注意した方がいいです。

例えば、無資格のサラリーマンが今までのキャリアを活かせない業種に転職をしようとすると優先順位が下記のようになります。

【正社員>給与・職場環境・仕事内容】

それだけ「正社員」になることが難しい。

今と同じくらい劣悪な環境で「契約社員」や「アルバイト」で、収入がガクッと落ちる可能性もあるかも。

もし、あなたに看護師資格がなかったら、下記のように不安が止まらない…。

  • 過ぎていく時間
  • 底をつく貯金
  • 生活への不安
  • 決まらない就職

私が、サラリーマンを辞めて看護師を選んだ理由も、強い資格を得ないとこの先リストラされる可能性もあるかもと考えたから。

現在、コロナ過で仕事を失った方々のニュースを見ていると、看護師を選んだ自分の選択は間違っていなかったと痛感します。

▼看護師以外の仕事選びを失敗したくない方はこちら

元サラリーマンが解説【看護師を辞めて違う仕事に転職することは可能⁉】異業種への転職はどうなの?

看護師を二度とやらないと辞めても大丈夫?

仕事を辞めるってリスクが高いと考えていませんか?

元サラリーマンの私が断言します。

看護師の資格って、とても強いです。

国家資格の看護師は、看護師辞めても低リスクで違う仕事で働ける

もし、あなたが他の仕事を経験して「やっぱり看護師の方が良いかも」と思い、看護師に戻りたいと思ったらすぐに看護師の仕事に戻れます。

看護師だから、看護師の資格が社会的に強い理由は下記のとおり。

1つずつ紹介していきます。

看護師免許は最強‼コスパが抜群に良い

国家資格の看護師免許は、北海道から沖縄までどこにいっても仕事に困りません。

働き方だって正社員やアルバイト、派遣などどれでも働くことが可能です。

しかも、給与(時給)が高い!

だから2,3年回り道したって、すぐに次の就職先を見つけることが出来ます。

私がサラリーマンから看護師になろうと決めたのも、看護師の資格がとっても強いから

資格の必要がない誰でも出来る仕事は正社員にすらなれない

看護師を2度とやらないと決めたとき、看護師以外の仕事をしようと考えていました。

しかし、私には資格といえるものは「看護師免許」しかありません。

サラリーマンに戻ろうと転職サイトに登録し、看護師以外の仕事を探した結果、条件は厳しいものばかり…。

転職サイトで紹介された求人は下記のとおり。

  • 給与が看護師のときの半分。
  • 契約社員での採用。数年勤務すれば正社員での雇用が期待できる
  • 介護士だったら、正社員になれる

今でこそ、「第二新卒」という言葉がありますが、第二新卒はキャリアを活かした転職方法です。

看護師のキャリアを無視した転職を検討している私では、正社員になることすら難しい現実でした。

人間関係がどうとか、仕事内容が嫌とかそういうレベルではありません。

おかずクラブのオカリナが看護師を辞めた理由

看護師を辞めて違う仕事に就いた人で有名なのはおかずクラブのオカリナさんですよね。

テレビでも見る機会があります。

そんなオカリナさんが、芸人というハイリスクな職種に転職したのも、看護師という復帰が簡単な仕事をしていたから。

看護師だったら、復帰が簡単で芸人として売れるまで副業で稼ぐことも可能。

看護師の仕事って汎用性が高すぎます。

私自身、サラリーマンから看護師になって良かったと、思っています。

看護師の資格を活かした転職先を探す

次に行ったことは、「看護師の資格を活かした転職先」を探すことです。

病院勤務以外の仕事では収入が下がるため、候補に挙がったのが同程度の収入が期待できる「医療機器の営業マン」です。

スクロールできます
平均年収
病院勤務450~650万円
医療機器の営業マン450~700万円
健診・検診センター350~450万円
クリニック350~450万円
介護施設350~550万円
デイサービス350~450万円
保育園350~450万円

転職エージェントから、医療機器の営業マンの内部情報を聞くと、仕事内容は下記のとおり。

  • 医師の空いた時間に商品をプレゼンするため、仕事が終わるのは20時を過ぎることが珍しくない
  • ノルマを達成できれば、就業時間内の帰宅などフレキシブルに働ける
  • 固定給+歩合制のため、自分の売り上げ次第で給与は上がる

サラリーマンをしていた私にとって、これってブラックじゃないか⁉と思ってしまいました。

医療機器の営業マンはブラック⁉

営業マンの仕事は、ノルマ(売上)を達成することです。それさえ、達成できれば短時間勤務も可能です。

しかし、ノルマが達成出来ないと困るのは下記のとおり。

  • 給料泥棒と言われる
  • 売り上げを上げるため、終電まで仕事をする
  • 歩合制の給与が入らないため、固定給では生活が出来ない

つまり、仕事の出来る営業マンはどこまでも優遇され、ノルマが達成出来ない営業マンは会社のお荷物的存在になってしまいます。

一般的な会社は、売り上げや利益についてシビアです。
この感覚は、看護師をしていた人で馴染めない人もいます。

看護師資格を活かしたおすすめの転職先3選

看護師以外の仕事のデメリットや看護師の資格が強い理由について紹介しました。

看護師資格を活かしたおすすめの転職先について紹介します。

私のおすすめする転職先は下記のとおり。

▼看護師資格を活かしながら、楽に働きたいという方はこちら!

【看護師の楽な仕事って何?】単純作業で転職を考えている人におすすめの職場を紹介

有料老人ホーム

有料老人ホームに入居している高齢者の健康チェックや健康相談といった軽い業務が中心です。

ADLが自立している人が入居しますが、施設によっては胃ろうや吸引などを行うこともあります。

看護師の業務としては楽な仕事ですが、体調の急変などに対応する力が求められます。

トラブルがあった場合の対応が主な業務なので、待機時間がほとんどです。

産業看護師(企業内で看護師として働く)

企業の中にある医務室で働くのが産業看護師で、企業看護師と呼ばれることもあります。

産業看護師は、会社員として働くため夜勤なし・土日祝日休みというのが大半で、重篤な患者のケアや肉体労働も基本的にはありません。

職種によってさまざまですが、主な仕事内容は下記のとおり。

  • 従業員の健康診断やけがの応急処置
  • 体調の悪くなった社員の診察を医師が行うときの診察の介助
  • 一般企業の医務室で従業員の健康管理
  • 治験関連会社で治験のサポート

いわゆる有名企業に、医務室を備えていることが多く、有名企業は福利厚生もしっかりしていて長く務めることができます。

看護師資格を活かした転職先として、非常に人気のため中々空きが出ない点に注意が必要

早めに転職サイトに登録し、募集が出たらすぐに連絡してもらう方法が効率が良いです。

また、正社員ではなく派遣看護師として業務に就くケースが増えてるので、事前に待遇面などをよく確認しましょう。

保育園看護師

主な仕事内容は下記のとおり。

  • 園児の健康管理
  • 急な発熱や嘔吐などの応急処理や治療
  • 保護者のために健康便り
  • 子どもへの手洗い指導

ケガや誤飲など急を要する場面に遭遇することもあります。

保育園看護師の最大の魅力は、元気いっぱいで可愛い子どもたちに触れ合えること。
とても、可愛いですよね。

①働く病院を変える、②病院以外の勤務先に転職する、③看護師資格を活かした職場に転職する場合は、看護師の転職サイトを活用して、情報収集を行いましょう。

看護師転職サイトを活用するメリットは

  • 比較検討できる求人数が圧倒的に増える
  • 勤務先の内部情報をゲットしやすくなる
  • 自分の要望を代わりに言ってくれる

など転職に必要な情報を簡単に得ることが出来ます。もちろん、無料で登録出来て活用できます。

オススメの転職サイトは、看護のお仕事です。求人数の数が他の転職サイトよりも多いことが一番のポイントです。

既に気になっている病院があれば、逆指名という形で担当のエージェントが聞きたいことを聞いてくれます。

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看護師を二度とやらない人のよくある質問

潜在看護師が多いって本当?

潜在看護師とは、看護師の免許を持っているにも関わらず看護師として働いていない人のことをいいます。

2021年の時点では71万人いるといわれる潜在看護師。

男性看護師が増加した今でも、潜在看護師は圧倒的に女性が多く、その理由は、やはり結婚、妊娠、育児が圧倒的に多いのが現実です。

子どもがいて、今までと同じように看護師として夜勤を含めた激務をこなすのは、相当大変です。

我が家も、保育園の送り迎えは私が担当です。私が日勤の日は、お昼休憩に記録を急いで書きあげます。

休憩なんていらないから、「早く帰らせてくれ」です。

また、看護師の仕事がハード過ぎて、「看護師の仕事に戻りたくない。」ということも理由だと思います。

まとめ:看護師を二度とやらないと決めたら転職をしてストレスから解放されよう

今回は、看護師を二度とやらないと決めた方へメリット・デメリットの他に、転職をした方がいい理由について紹介しました。

結論

看護師を二度とやらないと決めたら、勇気をだして転職をしましょう。

嫌な職場にずっといると、あなたの視野や思考が狭くなってしまい、人生損してしまいます。

ただ、いきなり看護師を辞めるのはリスクが大きいので、おすすめしません。

まずは、「働く病院を変える・病院以外に転職する」など、少しずつ働く環境を変えていきましょう。

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