看護師の仕事が辛いし大変。
辞めても後悔はしたくないけど、辞めたら幸せになれるの?
こんな疑問にお答えします。
私は看護師になる前はサラリーマンをしていて、会社の経営が傾いたのをきっかけに退職し、看護師になりました。
看護師になって感じたことは、看護師の仕事ってほんとうに大変で辛いことが多いです。
サラリーマンをやっていた頃は、看護師の仕事がこんなに大変だとは想像もしていませんでした。
でも、看護師以外の仕事は生活が厳しくなることが分かっていたため、今も看護師を続けています。
この記事では元サラリーマンの私が、看護師を辞めた後の生活がどのように変化するか、メリット・デメリットについて解説します。
看護師を辞めたら幸せになれるの?
結論
今の看護師の仕事に悩んでいる人は、看護師を辞めたら幸せになれる可能性は十分にあります。
看護師を辞めることで得られるメリットは下記のとおり。
- 人間関係のストレスから解放される
- 身体的・精神的負担から解放される
- 新しいことにチャレンジできるようになった
メリット1.人間関係のストレスから解放される
人間関係の悩みは、仕事を続けていく上で避けられない問題です。看護師を続けても辞めても悩みは尽きません。
看護師の主な人間関係のストレスは、下記のとおり。
- 我儘なスタッフに気を遣いながら仕事をする
- 優しい人ほど損をする
我儘なスタッフに気を遣いながら仕事をする
看護師の職場に必ず、我儘なスタッフがいます。周囲のスタッフもその人に何も言えず、我儘なスタッフが働きやすいように、皆が気を遣いながら仕事をすることがあります。
我儘なスタッフほど、仕事が出来て発言力も大きいから、たちが悪いですよね。
自分の思い通りにならないと不機嫌になって、職場の空気が悪くなります。
優しい人ほど損をする
看護師を目指す人は、優しい性格の人が多いです。それが、何故か歪んできつい性格になっていくから不思議です。仕事内容がきついから、適応していくうちにきつい性格になってしまうのでしょうか。
ただ、中には優しい性格のまま看護師を続けている方もいます。奇跡です。
しかし、優しい性格の人は、問題のある患者の受け持ちをさせられたり、面倒な仕事を振られたりしやすいです。「自分が頑張ればいい。」と考えてしまい、自分を追い込んでしまうケースも…。
今の職場が辛いのは、もしかしたらあなたが「優しい性格」だからかもしれません。看護師を辞めることで、ストレスから解放される可能性はあります。
メリット2.身体的・精神的負担から解放される
看護師の仕事は、多重課題や命に関わる業務などで、身体的にも精神的にも負担が大きいです。
身体的・精神的負担が大きいものは、下記のとおり。
- 膨大な仕事量を時間内に終わらせないといけない
- 仕事内容が命に関わる
- 患者の介助が、体力的にしんどい
膨大な仕事量を時間内に終わらせないといけない
次の勤務の看護師にき継ぐまでに、やらないといけないことが多すぎます。常にたくさんの仕事を抱えて、以下に効率よく回るかを意識しないと終わりません。
私も、異業種から転職したとき痛感しました。
普通にやってたら、とても終わる量がじゃない。
仕事内容が命に関わる
先述の仕事量に加えて、仕事内容が命に関わります。忙しい+ミスが許されないのダブルパンチで、常に緊張していてい精神的な負担が大きいです。
さらに、歩いていて転んだり、ベッドから落ちたりしないか、カテーテルやドレーンを自己抜去しないかなど、心配事は尽きないです。
患者の介助が、体力的にしんどい
麻痺や拘縮で、身体が動かない患者の介助は、ほんとうにしんどい…。
そのまま、ベッドで過ごしていてくれないかと思うときもありますが、患者のためを思うと離床させた方が良くて、その精神的な葛藤でも疲弊します。
小柄な女性が自分よりも大きい患者を持ち上げたり、車いすに移乗しているのを見ると、大変そうと思います。
若いうちは耐えられる負担も、自分も年齢を重ねると徐々にきつくなってきます。どこかでボーダーラインを引いておかないと、自分の身体が壊れることになるかも…。
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メリット3.新しいことにチャレンジできるようになる
看護師の仕事は負担が大きすぎて、休日は寝て1日を過ごすこともあります。
いつの間にか仕事の疲れを癒すために休日を使うようになって、仕事中心の人生になっていたりします。
看護師という辛くて、負担の大きい仕事を辞めると、生活に余裕を持てるようになります。休日も、「仕事のために休まないといけない」みたいなネガティブな思考をしなくて済みます。
さらにゆとりのある生活は、休みの日に何をしようかなとか、新しいことにチャレンジしてみようと思えるようになります。
私も、会社員のときに勤めていたブラック企業を辞めて、新しいことにチャレンジした結果、看護師になりました。さらに「特定看護師」という専門的な資格も修了しました。
会社員のときに貯めたお金で1ヶ月沖縄旅行をして、そのときに出会った人に影響され、看護師を目指しました。
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看護師を辞めて幸せになれる3つのタイプ
看護師を辞めて幸せになれるタイプは下記のとおり。
- のんびりと働きたいと考えている人
- 看護師に向いてないと確信した人
- 看護師の仕事に飽きてしまった人
タイプ1.のんびりと働きたいと考えている人
病院で勤務している人は、勤務中常に時間に追われて仕事をしています。どんなに時間を切りつめても、定時で帰ることが難しい…。
そんな人は、職場を変えることをオススメします。なぜなら、職場を変えることで時間に追われることなくのんびりと働くことが出来るから。
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のんびりした性格の方が看護師に向いている5つの理由とは⁉のんびり働ける職場も紹介
タイプ2.看護師の仕事が合わないと確信した人
看護師の仕事は基本的に3K(キツイ・クサい・キタナイ)がおもな仕事内容です。
患者の自宅復帰を援助する素敵な仕事なんて言われていますが、実際の業務内容は3Kです。看護師の仕事を続けて、どうしても無理と感じる人も…。
そんな人は、1度看護師資格を活かして病院勤務とは異なる仕事を経験することをオススメします。普段とは、異なる働き方を経験することで、自分が仕事に対して感じている仕事のストレスが明確にすることが出来ます。
私も、サラリーマンから看護師に転職したので、看護師の仕事を客観的に捉えられています。
私の場合、おむつ交換は気にならないですが、トイレ介助や食事介助がストレスに感じます。
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タイプ3.看護師の仕事に飽きてしまった人
看護師として、数年働くと目標がなくなってしまいます。同じルーティンを毎日繰り返すことはつまらなく感じてしまいますよね。
人は、何かしら目標があって刺激を感じていないと、飽きてしまいます。仕事に飽きてくると早く帰りたい・楽をしたいといったネガティブな思考に…。
そんな人は、転職して環境を変えることで充実した生活を送れるようになる可能性が高いです。なぜなら、環境が変わることで新しい出会いや目標が出来るから。
▼仕事がマンネリで職場を変えたいと思っている方はコチラ!
【仕事がつまらない】と悩んでいる看護師にオススメの転職サイト3選
看護師を辞めて後悔してしまう3つのタイプ
看護師の仕事を辞めてストレスが減ったけれど、新しいストレスが生まれてこんなはずじゃなかったと思う人も…。
- 収入が減ってしまいストレスを感じる
- 一時的な負の感情で辞めようとしている人
- 人間関係の解決を目的に辞めようとしている人
辞めた後に後悔してしまう原因を解説します。
タイプ1.収入が減ってしまいストレスを感じる人
看護師資格を活かした仕事の中で、最も収入が高いのは病院勤務です。
具体的な年収は下記のとおり。
年収 | |
---|---|
病院勤務 | 450~650万円 |
健診・検診センター | 350~450万円 |
クリニック | 350~450万円 |
介護施設 | 350~550万円 |
デイサービス | 350~450万円 |
保育園 | 350~450万円 |
※介護施設は、夜勤をしているかどうかで収入に差が出ます。
今感じているストレスから解放されるために、転職をして収入が減ることは許容出来そうですか?
タイプ2.目的を持たずに辞めてしまった人
人間関係や仕事が辛いという理由ではなく、なんとなく現状が嫌で仕事を辞めてしまうのは注意が必要です。
自分が何をストレスに感じているのか分かっていないと、次の職場も何となく嫌で辞めてしまうということになりかねないから。
目的を持たずに辞めてしまうと、次に転職するときに後悔しやすくなります。短期間に複数の転職をしていると、転職先の病院への印象も悪くなってしまいます。
転職した後の後悔をなくすには、自分が何に対してストレスを感じているのか、自己分析が必要です。
タイプ3.人間関係が嫌になった人
特定のAさんが嫌という理由の転職は、職場を変えることでAさんと会わなくなるため問題はありません。しかし、職場の人間関係がなんとなく嫌という理由での転職は、根本的な原因の解決にはならない可能性があります。
なぜなら、看護師に限らずどの仕事でも人間関係は存在するから。一人で行う仕事でない限り、ストレスは生じます。
それでも、職場を変えることで人間関係が改善される可能性はあるので、方法としてアリです。
看護師を辞めて幸せになりたいと思ったらやるべきポイント
看護師を辞めて幸せになりたいと思ったら、何をすればいいでしょうか。そのポイントを解説します。
自分が何にストレスを感じて辞めたいのか明確にする
看護師の仕事が嫌で辞めたいと考えたら、次に行うことは自己分析です。
自分が何にストレスを感じているのか原因を考える必要があります。何も考えずに辞めると、次の職場も長続きしなくなる可能性があります。
下記に大まかに3つのタイプに分類してみました。あなたはどれにあてはまりそうですか?
- 仕事内容は満足しているけれど、人間関係が嫌
- 人間関係が良好だけど、仕事内容が嫌
- 仕事内容と人間関係は満足しているけど、給与が低い
私の場合、1年目に1人の先輩からイジメられていたのが嫌で仕事を辞めました。
集中治療室の仕事内容は、大変でしたが苦痛ではなかったです。
自分の感じているストレスを理解しないまま「なくなんとなく」で転職をしてしまうと、もっと良い職場があるんじゃないか⁉と青い鳥症候群のように現状に満足できず、常に理想を追い求めてしまうかも…。
看護師を辞めて違う仕事への転職は出来るの?
看護師を辞めた後のの転職先は、大きくわけて2つあります。
- 看護師資格を活かした転職
- 看護師とは全く関係ない職種への転職
オススメは、「看護師資格を活かした転職」です。詳しく解説をします。
看護師免許は最強‼コスパが抜群に良い
国家資格の看護師免許は、北海道から沖縄までどこにいっても仕事に困りません。働き方だって正社員やアルバイト、派遣などどれでも働くことが可能です。
しかも、給与(時給)が高い!
だから2,3年回り道したって、すぐに次の就職先を見つけることが出来ます。私がサラリーマンから看護師になろうと決めたのも、看護師の資格がとっても強いから。
資格の必要がない誰でも出来る仕事は正社員にすらなれない
私が看護師を2度とやらないと決めたとき、看護師以外の仕事をしようと考えていました。しかし、私には資格といえるものは「看護師免許」しかありません。
サラリーマンに戻ろうと転職サイトに登録し、看護師以外の仕事を探した結果、条件は厳しいものばかり…。
転職サイトで紹介された求人は下記のとおり。
- 給与が看護師のときの半分。
- 契約社員での採用。数年勤務すれば正社員での雇用が期待できる
- 介護士だったら、正社員になれる
今でこそ、「第二新卒」という言葉がありますが、第二新卒はキャリアを活かした転職方法です。
看護師のキャリアを無視した転職を検討している私では、正社員になることすら難しい現実でした。人間関係がどうとか、仕事内容が嫌とかそういうレベルではありません。
お笑い芸人 おかずクラブのオカリナさんも、看護師をしていたのをご存知でしょうか?
看護師免許という汎用性の高さが、お笑い芸人というリスキーな職種への転職を成功させた秘訣といえます。
▼看護師を辞めて異業種へ転職するメリット・デメリットを知りたい方はコチラ!
元サラリーマンが解説【看護師を辞めて違う仕事に転職することは可能⁉】異業種へ転職するメリット・デメリット
看護師を辞める時に注意するポイントとは
看護師を辞めるときの注意するポイントを紹介します。
- 辞めることを認めてもらえない可能性がある
- 失業保険・社会保険or年金・国民健康保険・住民税・奨学金について
ポイント1.辞めることを認めてもらえない可能性がある
看護師の職場は、いつも慢性的な人手不足です。あなたが疲れて辞めたくなった理由も、人手不足が根本的な原因かも…。
上司と辞めることについて話し合いをするとき、上司は何とかしてあなたが辞めることを阻止してくる可能性があります。なぜなら、あなたが辞めることでシフトが組めなくなるから。
上司が辞めたい人を引き留めるために使うセリフは、下記のとおり。
- 残るスタッフが大変になると思わないの
- 今まで、たくさん助けて貰ってきたんでしょ
- あなたがいなくなると、とても困るの
- 人手不足で患者さんが可愛そうとは思わないの?
- もう少し、ここで経験を積んでからでも遅くはない
- ここで、満足に出来ないのに他の所でやっていけると思うの?
あらゆる手を使って、あなたが辞めることを止めようしてきます。その場合は辞めることに対して、強い意志を持つことが大切です。
あなたが少しでも迷う素振りを見せたら、畳みかけるように説得してきます。
ひどい言い方になるかもしれませんが、あなたが辞めることで職場に迷惑がかかるのは当たり前のことです。開き直りましょう。
むしろ看護師が転職することが当たり前の現代で、辞めていくスタッフがいることを前提で新人を育てない職場が悪いです。
ポイント2.失業保険・社会保険or年金・国民健康保険・住民税・奨学金について
失業保険・社会保険or年金・国民健康保険・住民税・奨学金についての注意点は、以下のとおりです。
公務員看護師の場合は、保養保険法第六条で雇用保険の対象外となっているため、失業保険をもらうことができません。
公務員看護師で退職を考えている場合は、失業保険をもらえないことを考慮し退職の準備をすすめましょう。
社会保険or年金、国民健康保険の支払いは、仕事を辞めたあとも続きます。
とくに仕事を辞めたあとしばらく無職でいる場合は、辞める前に年金と社会保険or健康国民保険が月々いくら必要になるのかを計算して、支払いへの備えをしておきましょう。
住民前は退職時期によって、支払い方法が異なるため注意が必要です。
1〜5月までに退職する場合は、最後の給料もしくは退職金から差し引かれます。
6〜12月までに退職する場合は、市町村から送付されてくる納付書を使って自分で納付するのが原則ですが、最後の給料もしくは退職金での支払いを希望すれば一括で支払うことも可能です。
6〜12月の退職で一括支払いしないときは、月々の支払いが発生するので、辞める前に支払額を確認して、支払いへの備えをしておきましょう。
あたりまえですが、奨学金の返済が残っている場合は、仕事を辞めたあとも返済を続ける必要があります。
年金と社会保険料と同じく、辞める前に月々の返済額や支払い方法などを確認して、支払いへの備えをしておきましょう。
よくある質問
他にもよく調べられている質問を紹介します。
質問1.優しい人ほど看護師を辞めてしまうのは何故?
優しくて看護師として尊敬できる人ほど、辞めてしまいがち。気づいたら、きつい性格の看護師しか残っていないのは看護師の世界ではあるあるです。
頼りになる優しい看護師が辞めてしまう理由って気になりますよね。
優しい看護師は、看護師として素敵な感性を持っているのに、看護師の世界でストレスがたまりやすいです。「優しい人が辞める」ことに関心を持っているのは、あなたも優しい人だから。
優しい看護師が辞めてしまう理由は、下記のとおり。
- 共感力が高すぎる
- 頑張り屋で1人で無理をしてしまう
- いじめのターゲットにされやすい
皆に頼られる「優しい看護師」が辞めてしまう理由を解説していきます。
理由1.共感力が高すぎる
優しい看護師は共感力が高いため、他人の悪口を聞いただけでもストレスに感じてしまいます。また、患者の辛さを、まるで自分のことのように感じ取ることができるからこそ、辛くなってしまいます。
さらに、優しい看護師は新人や若手スタッフの指導係にもなりやすく、新人の辛さをどうにか良くしてあげようと頑張りすぎてしまうことも特徴。
「優しい」という長所が却って、自分のことを傷つけてしまいます。自分と相手のことをシンクロしすぎて、分けて考えられないことで、ストレスが溜まりやすい人が多いです。
理由2.頑張り屋で1人で無理をしてしまう
優しい人は「皆、頑張っているから」と無理しすぎてしまう傾向にあります。他の誰かに迷惑をかけられないと1人で頑張りすぎてしまい、疲弊することも…。
また、他の人から頼まれた仕事を断れないことも特徴です。皆が大変だから私も頑張ろうと思えるのは、あなたは素直で真面目な看護師だから。
仕事だから、真面目にやるのは当たり前ですが、1人で抱え込み過ぎるのは注意が必要です。
理由3.いじめのターゲットにされやすい
いじめのターゲットにされやすいのも、優しい看護師の特徴。優しい看護師は、言い返してこないから「きつく当たってもいい」と思われがち。
仕事がきつく、性格もきつい看護師が多い環境ではなおさらサンドバッグ代わりにされてしまいます。また、無理な仕事を振られるのも断らないってわかっているから。
いじめをしてくる看護師は、自分のイライラを誰かにぶつけたいだけ。まともに相手をする必要はありません。
▼優しい看護師が辞めてしまう理由を詳しく知りたい方はコチラ!
【優しすぎて自分を傷つけてしまう】優しい看護師の3つの特徴と辞めていく理由
質問2.看護師を二度とやらないと決めた理由は?
看護師の仕事は、とてもストレスが多く大変です。異業種から看護師になったときに痛感しました。
看護師が感じるストレスの中でも大きな割合を占めるストレスは、下記のとおり。
- 人間関係がストレス
- 夜勤が辛い
- 仕事の責任が重い
- 高齢者の相手をすることに疲れた
どれも、看護師の仕事をするなら離れられない項目です。
理由1.人間関係がストレス
異業種から看護師になったときに感じたことですが、看護師の人間関係は、学校のように外部と隔離されていて閉鎖的です。
閉鎖的な環境は、流れが滞ってしまうため段々と歪んでいきます。まるで、血流障害で腐った臓器のようです。
そんな歪んだ環境は、陰湿なイジメやパワハラ、険悪な人間関係の病巣です。さっさと、デブリ(切除)した方がいいですが残念ながら人事権は持っていません。
そんな環境で、看護師を辞めた人・辞めたいと思っている人はたくさんいます。
看護師になってすぐに、看護師ってなんでこんなに人間関係がドロドロしているんだろうと思いました。
理由2.夜勤が辛い
夜勤は体にストレスがかかります。夜勤なんて、起きているだけで辛い…。疲労と眠気で頭がボーっとしている中、トイレ介助や食事の介助、薬の投与など、身体的・精神的ストレスが半端ないです。
私も、夜勤明けの日は頭痛が治まらず、ロキソプロフェンが手放せない…。他にも、お腹が緩くなって体に疲労が溜まっていることを痛感しています。
30代を超えた今、このまま夜勤を続けていくのは無理だ…と思っています。
自分が50代になって、夜勤が続けられるとは思いません。でも、夜勤を辞めたら今の生活水準をキープできません。
夜勤を続けていくのは無理と思っていますが、家族の生活費を稼ぐためにも夜勤をどうにか続けないといけないジレンマを感じています。
理由3.仕事の責任が重い
患者の命を預かる仕事なので当たり前ですが、責任が重すぎます。
少しのミスでも、患者の命に関わるため精神的負担が大きいです。
ストレスに感じる内容は下記のとおり。
- 薬の投与間違いはないか
- 歩くときに転ばないか常に見張ってる。
- 点滴やカテーテルを自己抜去しないか、つねに心配。
- 痰詰まりは起こしていないか
私も、薬の投薬の前は慎重に間違いがないか確認をしていますが、どっと疲れが溜まるのを自覚しています。
理由4.高齢者の相手をすることに疲れた
看護師だから、高齢者を相手に仕事をすることは分かってます。
でも、看護師だって人間です。疲れてしまうときがあります。
認知症の患者の相手をするのだって嫌だし、治療を拒否するのに入院してくる患者もいる。
心が疲弊してきます。
オムツ交換をすれば「寒いんじゃこのバカ」と蹴られ、薬を飲まそうとすれば「毒を盛る気かー」と吐き出しながら叩かれて…。
何してんだろ自分てなります。
とくに夜勤の朝方は疲れ過ぎてて泣きそうになります。
▼看護師の仕事が辛くて二度とやらないと決めた後の生活について、知りたい方はコチラ!
【元サラリーマンが経験】看護師を二度とやらないと辞めた人のその後の生活とは…?
まとめ:看護師を辞めても幸せになれる
この記事では、看護師を辞めたら幸せになれるのか、どのように生活が変化するのか、メリット・デメリットについて解説してきました。
結論:看護師を辞めても幸せになれる
ただし、何も考えずに看護師を辞めるのはNG!いつまでも、理想を追い求める青い鳥症候群になってしまうかも…。
自分の感じているストレスを明確にして、どこを改善すれば幸せになれるのか分析をしましょう。
看護師が転職をすることは、今は当たり前の時代です。まずは、勇気を出して今の職場を辞めることを想像してみると一歩が踏み出せます。