【看護師1年目だけど辞めたい!】1年目が辞める4つのデメリットと対処法3選

何時間も勉強してやっと国家試験を合格し、看護学校の辛い実習も耐えてやっと看護師になったのに、”看護師1年目”想像していた仕事と違う!思ってたより激務で辛いし先輩が怖い…!という経験はありませんか?

また、すでに1年目で病院を辞めることを決意したけれど、今後どうしたらいいか不安に感じていませんか?

結論:1年目で辞めても大丈夫

なぜなら、病院を1年で辞める看護師はおよそ6,000人もいるから。

また、1年ほど病院を経験したからこそ看護師として、自分のやりたいこと・やりたくないことが具体的になり、次のキャリア設計をしっかりと立てられます。

私も、1年目の頃に先輩からイジメのターゲットにされ、うつになり病院を辞めて転職した結果、職場環境が改善した経験があります。

この記事では、1年目の看護師が退職(転職)を踏みとどまるべき場合と退職(転職)すべき場合を解説します。

目次

病院を1年で辞める看護師は10人に1人

新卒看護師の離職率を病床数ごとに見ていくと、病院全体の7割を占める200床未満になるとおよそ10人に1人の看護師が1年目で辞めています。

【病床規模別の看護職員離職率】

回答病院数常勤看護職員新卒看護職員
99床以下93323.1%14.8%
100~199床127419.4%10.2%
200~299床48414.3%8.2%
300~399床38412.7%8.0%
400~499床22010.6%7.6%
500床以上27411.5%8.5%
平均値16.4%8.6%

※情報元:公益社団法人日本看護協会が実施した「2020年 病院看護実態調査」の調査結果

2022年は新たにおよそ6万人が看護師資格を取得したことを考えると、この内6,000人は1年以内に退職した計算になります。

看護師1年目が辞めたくなる3つの理由

看護師1年目が辞める主な理由は下記のとおり。

  • 学校と病院の実務とのギャップ
  • 夜勤により生活リズムが崩れた
  • 厳しい縦社会

理由1.学校と病院の実務とのギャップ

落ち込む看護師

看護学校の実習のときは優しい人ばっかりだったのに、実際働いてみると怖い先輩ばかりでびっくり

働いてみると分かりますけど、看護師って慢性的に人手不足ですよね…。看護学生に優しくすれば、自分たちの病院に来てくれるかもしれないって思うと学生にやさしくなるし、学生担当の看護師って優しい先輩ばかり担当になりませんか?

でも、自分が働くときは優しい先輩ばかりが一緒の勤務のわけがないし、就職してから看護師ってきつい性格のひとがたくさんいるって気づくことも…。

理由2.覚えることが多すぎる

1年目の看護師の辛いところが、仕事と疾患の勉強両方を覚えないといけないこと。

仕事中は、1日の流れやカルテ入力の方法、点滴の投与方法など覚えることがたくさんあります。それだけでも、へとへとに疲れてしまうのに、今度は疾患の勉強をしなければなりません。

そのため、新人看護師にとって仕事で心身共にぐったり疲れているにもかかわらず、帰宅してから疾患の勉強というハードな日々に…。

仕事で落ち込んだ日は、勉強も手につかなくなります。

理由3.ドロドロした人間関係

看護師は学生の担当だったときのように優しい先輩ばかりではないです。

性格がきつい看護師(Aさん)もいて、他のスタッフもその人には何も言えなくて。Aさんが気持ちよく仕事が出来るように病棟全体が回っているような部署もあります。

さらにAさんとBさんの仲が悪くて、2人が同じ勤務の日に一緒だったりするとその日1日は患者の対応よりも、AさんとBさんの対応に走り回るなんてことも…。

看護師の仕事って何でしょうね…。
患者よりもスタッフに気を遣って仕事をするなんて、悲しくなります。

看護師1年目で退職(転職)する4つのデメリット

看護師1年目で辞める看護師は多いのが現状ですが、辞めるデメリットは下記のとおり。

  • 技術・経験不足で同期より出遅れる
  • この人は訳アリなのか?問題があるのかも?と思われてしまう
  • 辞めグセがついて転職を繰り返しがちになる
  • 夜勤なしを求めて転職すると50万円ほどの年収ダウンとなる可能性が高くなる

デメリット1.技術・経験不足で同期より出遅れる

看護師1年目に退職してしまうと、1年目で本来身につけられる技術や経験を積めなくなり、別の病院に転職した際に、同期の看護師より技術・経験面で大きく出遅れてしまいます。

同期の看護師が○○まで進んでいるのに、私は全然進んでいないと比べてしまい落ち込むことも…。

デメリット2.この人は訳アリなのか?問題があるのかも?と思われてしまう

1年目で辞めてしまうと、次の職場でも「この人は何故辞めたのだろう?何か本人に問題があるのかも?」と勘繰られてしまうこともあります。

割合として、看護師を続ける1年目の方が圧倒的に多いため「本人に原因がある>職場環境に原因がある」と捉えられてしまいがちです。

看護師1年目で退職すると、次の職場でも「すぐ辞めるのではないか」という誤解を招くだけでなく、次の転職先の選択肢が狭まるといったリスクもあります。

例えば、看護師へ転職の斡旋を行う人材紹介会社の中には、紹介先の病院や施設に「経験1年未満で辞めた看護師は採用していますか?」と確認することがあります。

なぜなら、看護師として1人前に仕事が出来ると認識されている経験3年以上を求めるところが多く、1年目は入職後に教育が必要であったり、即戦力にならなかったり、忍耐力が無いと誤解を受けたり…といった理由でそもそも応募条件を満たさず、応募自体を断られるケースがあるから。

また、看護師経験1年未満で転職をした方の中には「紹介会社から紹介される求人の選択肢は狭まるのでそこから自分に合うところを選ぶしかない」という声もあったりします。

今後、理想の条件が整った転職先を見つけ、心からここで働きたい!と思う職場に巡り会えたときに経歴が足を引っ張る…というリスクをなくす意味でも、看護師1年目の退職は控えておくのがおすすめです。

デメリット3.辞めグセがついて転職を繰り返しがちになる

1年目の看護師が辞めるべきでない理由として重要なのが、「辞めグセがついてしまうから」ということです。

退職を考える理由は人それぞれですが、人間関係や働き方などに課題が見つかったときに「辞める」という選択肢しか頭に浮かんでこない場合、今後どの職場に行ってもすぐ辞める“辞めグセ”のついた看護師になってしまいます。

何が原因であれ、嫌なこと、困っていることを自ら解決するスキルを養っておかないと、逃げの転職を繰り返すはめになってしまいます。

デメリット4.夜勤なしを求めて転職すると50万円ほどの年収ダウンとなる可能性が高くなる

「夜勤」という働き方が体力的についていけないと感じる新人看護師もいます。もちろん、看護師として夜勤のない仕事もありますが、看護師として働いていくなら、「夜勤がない=年収ダウンの可能性が高い」ということを理解する必要があります。

理由は、夜勤手当がつかなくなるため年収が下がる、という至極当然のことなのですが、夜勤手当は年間だいたい50万円ほど支給されています。

夜勤が嫌で辞めた看護師の中にはこの金額を把握できていない看護師もいます。そのため、夜勤手当がついていたときの年収を基軸に職を探し、なかなか希望を満たす仕事を探せず転職活動が長期化、希望年収を下げられず、結果的に渋々夜勤のある病院へ戻っていく方もいます。

看護師1年目で辞めるデメリットを理解して、もう少し続けてみようと思った方は「仕事に行きたくない毎日を乗り越える方法」を紹介します。

仕事に行きたくない毎日を乗り越える3つの方法

仕事に行きたくない毎日を乗り越えるには以下のことが重要

  • 部署を異動をして環境をかえる
  • 仕事に対する考え方をかえる

方法1.部署を異動をして環境をかえる

部署を異動する場合、どうしていまの部署が嫌なのか理由をはっきりさせましょう。当然、師長との面談もあり①今の職場が辛い理由②自分はどうしたいのかを聞かれます。

なぜなら、人間関係が辛い場合と仕事内容が辛い場合では対応が異なってくるから。

人間関係が辛い場合、異動先の病棟の雰囲気を重視して移動先を配慮してくれます。仕事内容が辛い場合、夜勤が少ない部署や定時で仕事が終わる部署など、あなたの希望に合わせた異動先を提案してくれます。

「ただ何となく仕事が嫌」では、師長も対応のしようがありません。今の職場の何が辛いのかをはっきりとさせましょう。

方法2.仕事に対する考え方をかえる

仕事に対するストレスを減らすためには考え方を変えることも重要。以下のような方法がオススメ。

  • 自分で自分を褒める
  • 他人に期待しない
  • 3年働いたら、辞めると決める

そもそも、お金を貰う仕事はどんな仕事でも「人のやりたくないこと」を代わりに行うことでお金を貰います。つまり、仕事=ストレスが発生するという認識が重要。

あなたが毎日仕事に行くということは、人のやりたくないことを代わりにやってあげているということ。「毎日、仕事に行くだけで自分は偉い」と自分を褒めてあげることが大切です。

方法3.3年後に転職するまでの勉強期間と捉える

新人から3年働いた看護師は、一般的に1人前の看護師として認識され転職のハードルはグッと減ります。1年目で辛いと感じているあなたも、「とりあえず3年は働く。3年目に絶対辞める!」という風にゴールを決めると心が落ち着きます。

ゴールが見えないマラソンは、とても辛いです。

もう少し頑張ると決めたあなたも、「ただその日の勤務を終わらせるだけ」という働き方は苦痛に感じてしまい却って3年続けられなく可能性があります。

今の職場で「3年は働く。○○だけは覚える」と目標とゴールを決めると、耐えられやすくなります。

頑張ったけどダメだったら、それは職場の環境が良くない

もう少し、続けてみようと頑張ったけどやっぱり辛いと思った方は転職をしてしまった方が良いです。頑張ったけどダメだったということは、職場の環境が良くないです。

さっさと見切りをつけて、転職をしてしまった方が時間の節約になります。1年目では病院を辞めないことをおすすめしましたが、メリットもあります。

1年目で退職したということは、逆に言うと病院の独自ルールに染まっておらず、余計な知識がまだついていない、とても育てやすい存在というふうに病院や企業にうつります。そのため、第二新卒の看護師として積極的に採用している病院や企業が多くあります。

1年目で看護師を辞めることはデメリットが大きいですが、心が悲鳴をあげて体に異変がでているようなら「我慢せずに転職をするべき」です。

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この記事を書いた人

看護師のキャリアと働き方の奮闘について情報を発信中

シトラス
  • 30代 2児のパパ
  • 会社員を経て看護師になる
  • 看護師5年目で特定行為研修を受ける
  • 妻のうつにより育休&時短勤務を経験

修了した特定行為区分

  • 呼吸器(気道確保に係るもの)関連
  • 呼吸器(人工呼吸療法に係るもの)関連
  • 栄養に係るカテーテル管理(末梢留置型中心静脈注射用カテーテル管理)関連
  • 動脈血液ガス分析関連
  • 栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連
  • 循環動態に係る薬剤投与関連
  • 術後疼痛管理関連
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