
看護師の仕事がハード過ぎる
仕事だけでも辛いのに、人間関係もぐちゃぐちゃなんてブラックすぎるよ
看護師の仕事に疲れて、もう辞めたい
看護師の仕事ってつらいのオンパレードですよね。
気持ちをすり減らす人間関係、鳴り止まないナースコール、休日出勤の勉強会や委員会など…。
この記事では、看護師が「疲れた・辞めたい」と感じてしまう理由や、今の環境を改善をする方法を解説しています。
無理をしてあなたが疲れ切ってしまう前に、働き方を変えてストレスなく働ける方法を探しましょう。
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看護師が疲れたと思ってしまう4つの理由
職場の人間関係のストレスで、うつになり看護師を辞めた私と同じように、仕事が辛くて「看護師に疲れた」と疲弊してしまった人もいます。
転職サイトのアンケート調査で、看護師が感じているストレスは下記のとおり。
- 人間関係がストレス
- 仕事のことが頭から離れない
- 夜勤がつらい
- 給料が少ない、割に合わない
- 責任が重い
- 高齢者を相手にすることに疲れた
最も割合が多かったストレス4項目について解説します。
理由1.人間関係がストレス
怖い先輩がいると、その日1日の勤務が苦痛になります。
毎月の勤務表を眺めて、怖い先輩と自分が重なる勤務日にチェックを付けたりして、何日も前から気が重くなります。
「どこを観察していくの?で?ちゃんと勉強してるの?」から始まって、30分以上公開処刑されます。
「それじゃ、受け持ちはさせられない。」 「患者さんを殺す気なの?」とか、ひどい言葉を言われます。
心が折られて、休憩室で泣いたこともあります。
自分の休憩の時に怖い先輩に仕事を頼む時なんて、自分の仮眠がなくても良いて思ってしまう…。
次の勤務への申し送り相手が怖い先輩だったりすると、それだけで一日の勤務が嫌になります。
どうして、あんな嫌な人間がいるんでしょう。
理由2.夜勤が辛い
夜勤は体にストレスがかかります。夜勤なんて、起きているだけで辛い…。疲労と眠気で頭がボーっとしている中、トイレ介助や食事の介助、薬の投与など、身体的・精神的ストレスが半端ないです。
私も、夜勤明けの日は頭痛が治まらず、ロキソプロフェンを使用しています。他にも、お腹が緩くなっていて体に疲労が溜まっていることを痛感しています。
30代を超えた今、このまま夜勤を続けていくのは無理だ…と思っています。



自分が50代になって、夜勤が続けられるとは思いません。でも、夜勤を辞めたら今の生活水準をキープできません。
理由3.仕事の責任が重い
患者の命を預かる仕事なので当たり前ですが、責任が重すぎます。
ストレスに感じる内容は、下記のとおり。
- 薬の投与間違いはないか
- 歩くときに転ばないか常に見張ってる。
- 点滴やカテーテルを自己抜去しないか、つねに心配。
- 痰詰まりは起こしていないか
とにかく、責任が重すぎます。働くだけでストレスが溜まります。
理由4.高齢者の相手をすることに疲れた
看護師だから、高齢者を相手に仕事をすることは分かってます。
でも、看護師だって人間です。疲れてしまうときがあります。
点滴をすれば「何するんだー」と怒鳴りつねられ、オムツ交換をすれば「寒いんじゃこのバカ」と蹴られ、薬を飲まそうとすれば「毒を盛る気かー」と吐き出しながら叩かれて…。
何してんだろ自分てなる。とくに夜勤の朝方は疲れ過ぎてて泣きそうになる。治療受けたくないなら病院こないでよ…。
このような経験は、あると思います。看護師をやっていて1番しんどいですよね。
心が疲弊してきます。
中堅看護師が疲れてしまう4つの理由


中堅看護師が抱えるストレスは下記のとおり。
- やらないといけない仕事が増える
- 責任を負う判断や仕事が求められる
- 希望していない部署異動
- モチベーションが上がらない
順に説明します。
理由1.やらないといけない仕事が増える
中堅になると、徐々に任される仕事が増えます。主な仕事は下記のとおり。
- リーダー業務
- 新人指導
- 病棟の係・委員会活動
- チームリーダー
先輩たちがやっている仕事を自分たちもやるようになってきたとも言えますが、看護師のハードな仕事に加えて仕事が増えていくのはしんどいです。
リーダー業務以外の仕事は、普段の看護師業務には含まれない仕事なので、時間外に行うことが多いです。



必要な仕事と分かっていても、看護師業務+αの仕事のせいで残業が増えて帰るのが遅くなります。
理由2.責任を負う判断や仕事が求められる
中堅になるとより高いレベルの仕事を求められます。私が感じる神経を使う場面は下記のとおり。
- 新しい入院患者を誰に担当してもらうか
- 休憩時間の調整
- 若手看護師では対応出来ない患者対応
- 患者の変化をすぐに医師に報告するか経過観察にするか
これらのことは、自分の判断で状況が変わることがあるため、特に気を遣います。中堅看護師がストレスに感じてしまうのも分かります。



これらのことは神経がすり減ってくるに、人間関係のいざこざも加わってくるから、さらに疲れます。
理由3.希望していない部署異動
看護師の仕事に『部署異動』は、つきものです。希望した部署なら頑張れますが、ケア度が高い部署や集中治療室や救命センターのように、とにかく知識が求められる部署への異動はストレスに感じてしまいます。
今の部署が心地よいと感じている方は、部署異動そのものが嫌で辞めたくなる方もいると思います。辞めるタイミングとしても丁度よいタイミングではないでしょうか。
新しい部署への異動は、人間関係をやり直さないといけないため、不安も大きくなります。
理由4.モチベーションが上がらない
中堅看護師になってくると、1日の流れがルーティンでこなせるようになります。ストレスをあまり感じないで働くことが出来るようになったとメリットにもなりますが、デメリットもあります。
刺激がない仕事内容や職場に長期間いると、徐々に楽をしたり悪口を言ったりとネガティブな思考に陥りやすいです。
つまり、人間は現状に飽きてくるとロクなことをしないケースが起きやすくなります。



以前、一緒に働いていた同僚が「お局化」している話を聞くと悲しくなります。
1年目の新人看護師が疲れてしまう3つの理由


看護師1年目が辞める主な理由は下記のとおり。
- 学校と病院の実務とのギャップ
- 夜勤により生活リズムが崩れた
- 厳しい縦社会
理由1.学校と病院の実務とのギャップ



看護学校の実習のときは優しい人ばっかりだったのに、実際働いてみると怖い先輩ばかりでびっくり
働いてみると分かりますけど、看護師って慢性的に人手不足ですよね…。看護学生に優しくすれば、自分たちの病院に来てくれるかもしれないって思うと学生にやさしくなるし、学生担当の看護師って優しい先輩ばかり担当になりませんか?
でも、自分が働くときは優しい先輩ばかりが一緒の勤務のわけがないし、就職してから看護師ってきつい性格のひとがたくさんいるって気づくことも…。
理由2.覚えることが多すぎる
1年目の看護師の辛いところが、仕事と疾患の勉強両方を覚えないといけないこと。
仕事中は、1日の流れやカルテ入力の方法、点滴の投与方法など覚えることがたくさんあります。それだけでも、へとへとに疲れてしまうのに、今度は疾患の勉強をしなければなりません。
そのため、新人看護師にとって仕事で心身共にぐったり疲れているにもかかわらず、帰宅してから疾患の勉強というハードな日々に…。



仕事で落ち込んだ日は、勉強も手につかなくなります。
理由3.ドロドロした人間関係
看護師は学生の担当だったときのように優しい先輩ばかりではないです。
性格がきつい看護師(Aさん)もいて、他のスタッフもその人には何も言えなくて。Aさんが気持ちよく仕事が出来るように病棟全体が回っているような部署もあります。
さらにAさんとBさんの仲が悪くて、2人が同じ勤務の日に一緒だったりするとその日1日は患者の対応よりも、AさんとBさんの対応に走り回るなんてことも…。



看護師の仕事って何でしょうね…。
患者よりもスタッフに気を遣って仕事をするなんて、悲しくなります。
大学病院の看護師が疲れてしまう2つの原因
大学病院の看護師は、小規模・中規模病院とは違い、独特のキツさがあります。
大学病院の看護師が疲れてしまう原因は下記のとおり。
- 残業が多い
- 仕事量が多すぎる
- 生活リズムの不順による体調不良
原因1.残業が多い
大学病院で働く看護師は「超過勤務が多い」というのが有名です。
大学病院は高度医療を提供している現場のため、下記のようなことが頻繁に起こります。
- 重症もしくは稀な疾患が多く、急変は日常茶飯事
- 医師からの急な指示変更も多く、薬の変更に追われる
- 急な検査出しに追われる
- 緊急入院が多く、ルーティン業務も多くなる
- 病床数が多いためナースコールが頻繁に鳴る
これらのことが重なり、残業が多いことで知られています。
原因2.勤務時間以外の仕事が多い
大学病院は新しい治療や新薬を使うことも多く、それらに対応するための勉強会が頻回に行われます。また、知識や技術向上のための看護師の勉強会も頻回に行われます。
そのため、勉強会へ参加するために休日出勤も多々あります。
さらに、看護師の勉強会は自分が開催する側になることもあるため、休日に勉強会の資料作成を行うこともあります。
看護師に疲れてしまったときの5つの対処法


医療職である看護師は、どうしてもストレス度が高くなってしまいます。でも、ストレスを感じながら耐えていたら、ストレス症状を悪化させてしまうなんてことも…。
まずは自分のストレス度をチェックし、ストレスを軽くする対策を取ってみましょう。看護師職を続けていくためには自分のメンテナンスが必要になってきます。
ストレス度を低くするための対処法は下記のとおり。
- 友達や親へ相談する
- できるだけ規則正しい生活を送る
- プライベートな時間の充実
- 職場環境を見直す
- 現在のストレス度を知る
方法1. 友達や親へ相談する
看護師1年目の私は、A先輩にターゲットにされてしまい毎日イジメを受けていました。その結果、うつになり転職をした経験があります。
辛いことがあった時は、親に泣きながら電話をしました。社会人経験のある20代の男が泣きながらです。
でも、当時はそれぐらいしないと自分を保つことが出来ませんでした。
▼私が、イジメを受けうつになっても看護師を辞めなかったエピソードはこちらで紹介しています。
【元サラリーマンが経験した】看護師を二度とやらないと決めた人の辞めた先に待つ生活とは…?
方法2. できるだけ規則正しい生活を送る
看護師は夜勤をやらないと給与がとても低いです。新卒のOL並みの給与しか貰えない病院もあります。
ただ、夜勤による身体への負担は少しずつ溜まっていきます。私も、30代ですが夜勤の度に「夜勤をずっとするのは無理だ」と感じています。
方法だけ紹介すると休日には、できるだけ同じ時間に起床し暴飲暴食を避け適度な運動を取り入れること。難しいですね。
方法3. プライベートな時間の充実
職場とプライベートで気持ちのオンとオフを付けることが大切。常に仕事のことが頭から離れない状況下では、精神的ストレスが強くなってしまいます。
頭からナースコールやモニターの音が離れないなんてことにならないように、暴飲暴食もOK!好きなことをしましょう。
方法4. 職場の働き方を変える
ライフスタイルの変化と共に、数年前には乗り切れていたとしても現状が変われば継続できない場合もあります。
例えば20代前半なら夜勤回数が多くても、すぐに体力が回復でき友人と飲み会を開けばストレスの解消ができていたと思います。私もしていました。
あなたが結婚して、子供ができ家庭と仕事の両立となれば、体力的にも時間的にも独身時代のようには対応できなくなります。
今の職場環境で仕事を継続していくことが可能かどうか、一度見直してみる事も大切です。
方法5.現在のストレス度を知る
慢性的にストレスを感じていると、自分のストレス度が分からなくなる場合もあります。
今どれくらいのストレスを抱えているのか、厚生労働省が運営する働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト「こころの耳」で簡単にチェックすることができますので、ご紹介します。自分のストレス度を知り、ストレス対策をしてみてください。
▼厚生労働省のストレスチェックはコチラ!
まとめ:看護師の仕事は無理は禁物


看護師の仕事は、とにかくハードです。
現在の環境を変えようと努力したり、気分を変えようと頑張っても無理だったら、働く職場を変えてしまった方が早いです。職場環境は、今いるスタッフで決まります。人間関係だけでなく、職場の仕事内容に不満があっても帰るのは難しいです。
看護師の資格は、汎用性が高いです。今の職場を辞めてもすぐに次の職場が見つかります。とりあえず、派遣で繋いでも生活はやっていけます。
仕事に押しつぶされないで、あなたがストレスなく働けるように少し考えてみることも必要です。