50嵐さん
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研修内容・期間
研修期間 1年(4月〜3月)
前期はEラーニングの自宅学習、通学して講義、GW・GW発表準備、後期は、講義、実習がメインになります。
前期・後期ともに試験とレポートがあります。
卒業前に教育課程で学んだことの集大成をケースレポートにまとめて発表します。
所属施設からの補助金の有無
入学金や授業料の補助はありません。
研修を受けようと思ったきっかけ
私が小児プライマリケア認定看護師を目指したのは、私が看護師3年目のときに皮膚ケアで難渋している患児に関わったことがきっかけです。
そのとき、皮膚・排泄ケア認定看護師の方に相談し、介入してもらっていました。
介入後、子どもの皮膚はみるみる改善し、患児の家族もとても喜んでいたことが印象的でした。
そのとき、私は「看護の力」を垣間見た気がしました。
いつかは、あの認定看護師の先輩のような看護師になりたいと思い、皮膚ケアの勉強を始めました。
当初は、皮膚・排泄ケア認定看護師になりたいと思っていましたが、いろいろな患児と出会う中で、「私がやりたいことは皮膚・排泄ケアなのか?」と、自問自答するようになりました。
私は、「子どもたちがその子らしく成長できるように支援をしていきたい」と考え始めた頃に、小児プライマリケア認定看護師教育課程の案内を目にしたことがきっかけでした。
研修中に大変だったこと
私は、「認定看護師の学校って最新の知見や技術が得られ、人脈が作れたりするんだろうな。」と、入学前に胸ときめいていました。
しかし、課題レポートで自分の考えを言語化できていないことや、自分の考え方の癖(思考)に気づき、修正することが大変でした。
学校に入学する前の自分は、小児看護を知っているつもりでしたが、実際は病院の看護しか知らず、「在宅や保育園・学校の看護」は無知でした。
研修で、自分が如何に小さな場所しか知らずにいたかを思い知りました。
主任教員から「学校ではたくさん失敗をしてください。失敗して学ぶことが、あなたの教育課程での学びのはじまりです。」と言われたことが心の支えになりました。
あと、金銭面に関して勤務先から補助が出る人は心配ないですが1年間、学生をするためにある程度の貯蓄はしておいた方がいいと思います。
私は、実家が研修先に近かったため家賃の心配は入りませんでしたが、それでも日々の生活費や参考書代などの諸経費がかかるため、お金がかかることは覚悟しておいた方がいいと思います。
読者メッセージ
はじめまして。
小児プライマリケア認定看護師の五十嵐と申します。
私は看護師経験12年目になります。
小児プライマリケア認定看護師は時代のニーズの変化に伴い、小児救急認定看護師から名称が変わり、尚且つ特定行為を含んだ小児プライマリケア認定看護師として新たに誕生しました。
私は、小児プライマリケア認定看護師教育課程1期生として1年間学びました。
きっと、みなさんも疑問に思っていると思いますが「小児プライマリケア?なにをする看護師なの?」と、思った方も多いと思います。
私も、入学するまでは読者の方と同じ疑問を持っていました。
また、「小児救急認定看護師に特定行為が加わっただけでしょ?」って思っている方もいると思います。
小児救急認定看護師と小児プライマリケア認定看護師はカリキュラムが大幅に変更され、役割が異なる認定看護師です。
もちろん、同じ分野の認定看護師なので重なっている部分もあります。
小児プライマリケア認定看護師は0次医療〜3次医療までが対象になります。
抽象的でイメージしずらいかもしれません。
私たちは病院、在宅、保育園、学校と子どもたちがその子らしく安心して成長し続けていけるように日々活動をしています。
さいごに
小児プライマリケア認定看護師は新たにできた認定看護師資格です。
どのように発展していくかは未知数ですが、私たちは子どもと家族のために、その子がその子らしく安心して成長し続けられるように活動をしていきたいと思います。
小児プライマリケア認定看護師を目指す方へ 認定看護師になるためにたくさんの時間とお金を使います。
その、犠牲を払ってでも認定看護師を目指したい理由を突き詰めてみてください。
その先に、本当の価値があると思います。一緒に子どもたちの幸せのために頑張りましょう!