私が看護師になる前に経験したことは財産です。どれも楽しくて、出会った人たちも素敵な人たちばかりでした。もう10年以上前のことなのに、当時の記憶は今でも鮮明に覚えています。
辛いことがあった日だって、楽しかった日々を一人で思い出してクスッとしてしまいます。そうすると、悩んでいたことがちっぽけなことだって思えて、前を向くことが出来ます。
私は結婚もして子どももいるので、昔ほど自由には出来ないけれど、自分はやりたいことをやり切ったっていう記憶は、何年経っても色褪せない自分の誇れる勲章みたいなものです。
冬のスキー場レストランの住み込みバイト
越後湯沢駅(新潟県)にある、スキー場に併設されているイタリアンレストランの住み込みバイトをしました。時期は、12月~1月の2か月間。住み込みバイトのスタッフは、全部で15人はいました。
建物の1階がレストラン、二階がオーナー家族の居住スペース、3階の屋根裏部屋がスタッフの寝泊りスペースです。
スキー場内のレストランといっても、ピザ1枚3000円 パスタ2000円というお高いレストランです。
居住スペース
屋根裏部屋が漫画喫茶みたいに、小さいしきりに分かれていています。屋根裏部屋に10人が寝泊まりしています。
布団を引いて荷物を置くスペースが隣にあって、寝る環境としては、私はストレスを感じませんでした。
ただ、途中で嫌になって夜中に逃げ出したスタッフはいました。お風呂共同、ご飯は3食出てきます。
仕事内容
ウェイターです。注文取って料理を出します。皿洗いもします。
スキー場内のお高いレストランではありますが、接客は私服。ジーパンにロンティー&エプロンを巻きます。
接客もフランクでお客さんと会話をしたりもします。お客さんに「住み込みなんですよ」とか説明すると、「今度飲みに行こうよ」とか発展したりもしました。
給与と休み
日給6000円です。休みは、月に10日計算です。
他の住み込みスタッフとの関係
日本各地から住み込みバイトに来ます。年齢も10代~40代とバラバラです。仕事終わりに飲みに行くこともあります。
短期という自由な働き方をしているからか、気持ちの良い人たちばかりで人間関係でストレスを感じたことはなかったです。
深夜の人のいないスキー場で、お酒を飲みながらスタッフたちと遊んだのは良い思い出です。
トルコのボランティア
トルコへ1ヶ月の日本文化を広めるボランティアで参加し、トルコ人のボランティア団体と協力し日本チームとして、地方都市を回ります。
地方の親元を離れて、学校の寮で暮らしている小学校を回りました。
活動内容
1日1つの小学校を訪問します。
- 折り紙の紹介
- スライドを使って日本の子供たちの遊びの紹介
- 授業を一緒に受ける
- 休み時間にはグラウンドで遊ぶ
- 給食は一緒に食べる
言葉は全然通じませんが、そんなことは些細なことで、子どもたちは全力で向かってきてくれます。
ほんとうに幸せな時間でした。10年以上も前のことですが、今でも鮮明に覚えています。
大変だったこと
シャワーを毎日浴びれなかったことは辛かったです。でもそれくらいで、気候は過ごしやすいし食事も美味しい。
日本語とトルコ語は、文法が一緒なので単語の問題さえクリアすれば割と覚えやすいです。
沖縄の旅+ワーキングホリデー
冬の沖縄へワーホリしながら沖縄を北から南へ回りました。期間は、2か月ほどです。
沖縄の北の生活
北では、美ら海水族館のバイトをしました。
1泊2000円素泊まりのワーカホリックの人たちが集まる宿です。
何より、楽しかったのが同じ宿で寝泊りしている人たちと遊ぶことです。
砂浜でお酒を飲んで朝まで過ごしたり、休みの日にはレンタカーを借りて皆で遊びに行きました。
とにかく、楽しい思い出しかないです
沖縄の南の生活
ちょうど、サトウキビの収穫の時期だったと思います。
昼間は、サトウキビの収穫。夜はワーカホリックの人たちと遊ぶ
宿のオーナーに夜の素潜り漁に連れて行って貰って、魚を銛で突くという経験もしました。
キャバクラのボーイ
街を歩いていたら、強面のお兄さんに声をかけられて着いていったら、とあるビルの1室に入っていきました。
話を聞くと「ボーイをやらないか?」と誘われたので、やることになりました。今思うと、よくホイホイとお兄さんの後をついて、ビルに入っていったなと思います。
仕事内容
時給:1200円
勤務時間:夕方17:00~23:00
キャバクラのボーイの仕事は、お客様とホステス(キャバ嬢)が気持ちよくお話が出来るようにすることです。重要なのは、お客様はとても高いお金を払って、お店に来ています。
高い金額に見合ったサービスが提供出来なければ、次回もお客様は来てくれません。つまり、高い金額=最上級のサービスが求められます。
主な仕事内容は下記のとおり。
- ホステスとのチームプレイが大切
- とにかく、お客様に気持ちよく過ごしてもらえるよう気を遣う
- ある程度のノリは必要
- トイレは1時間に1回清掃
- お客が来ないときは、店の前でビラ配り
ココだけのウラ話
キャバクラで働くときに誓約書を書かされる
店で働く女の子に手を出さない。他店に引き抜きをしない
簡単に要約するとこのような内容です。割と怖い感じで口頭でも説明されました。
ウーロン割とウーロンハイ
お客様がドリンクを注文をすると、ホステス(キャバ嬢)がボーイに伝えます。そのときに、ウーロン割とウーロンハイと使い分けます。
- ウーロン割→ウーロン茶
- ウーロンハイ→ウーロン茶+焼酎
このような違いがあります。ホステスは、お酒を飲み過ぎると仕事に支障をきたすため、ウーロン茶(ウーロン割)を飲みます。お客様は、アルコールを飲むため焼酎のウーロン茶割(ウーロンハイ)を飲みます。
キャバクラのボーイを辞めた経緯
キャバクラは、表は華やかな世界ではあるんですが、裏は怖いです。勤務開始前のミーティングで、エリアマネージャーに店長が殴られたんです。
店長は、壁まで吹っ飛んでました。その後に「ご指導ありがとうございました。」と。
それを見た時に、なんじゃそら⁉ってなりました。後は、明らかに怖い方たちがお客様として来られる時もあるんですけど、VIPルームに案内されます。
怖くなって辞めました。