- 共通科目は、講義 演習 テスト OSCE(オスキー)の4つからなる
- 講義は、「S-QUE」という既に録画されている講義をPCで見ながら講義を進める(毎回小テストがある)
- 演習は、複数人でグループワークを行う
- テストは、各科目ごとにある
- OSCE(オスキー)は、区分別科目へと進むための実技試験
- 1週間に3日間講義で、1日5コマor6コマの講義を受けていた

共通科目の流れ
講義
講義は、PC上で行い毎回講義の後に小テストが実施されます。私は研修施設に通って講義を受けていましたが、遠方のにお住まいの方は所属施設で講義を受けていたようです。
講義の内容は、医師寄りの内容で最初は解剖生理学から入りますが、徐々に専門的な内容になっていきます。例えば、臨床推論という講義では、医師が診断や治療を決定するための思考プロセスを学びます。患者の主訴と症状から心筋梗塞 肝硬変 脳梗塞といった診断をつけていきます。
小テストは、講義をきちんと聞いていれば難しいものではありません。
演習
演習は、各科目毎にテーマに沿ってグループワークを行います。特定行為研修を受講するために必要な経験年数を積まれている人であれば、特に難しいものではありません。
印象に残っている演習は、脱水の患者の1日の輸液量の計算をした後に、具体的に1号輸液から3号輸液までをどのように組み合わせて投与するのかという演習でした。
テスト
各科目ごとにあります。
必死で勉強しましょう。
OSCE(オスキー)
OSCE(オスキー)は、モデル人形を使った各特定行為の実技試験になります。行うのは手技の特定行為で、PICCの挿入やAラインの挿入、挿管チューブの位置変更等です。輸液量の調整等は、思考過程なので実技試験はありません。
外部から監督官を呼ぶこともあって1日で手技系の特定行為の実技試験を全て行います。1日で複数の実技試験を行うため、各特定行為の手順と注意点を覚えておく必要があります。
私の年の受講生は、全員試験をパスしましたが、他の年の受講生は試験をクリア出来なかった人もいました。そのため、別の日程を調整して再度実技試験となりました。

実技試験は、相当事前練習をしないと当日パニックになります。
それぞれの実技試験の手順や清潔操作など注意するポイントを押さえておく必要があります。
実技試験を受かるコツとしては、練習の時に手技の一連の流れをスマホで動画撮影することです。そうすれば、家に帰った後も動画を見て復習できます。ほんとにオススメです
1週間のタイムスケジュール


図のように週に3日研修があるため、夜勤もしていました。1日の講義の数は5コマor6コマですが、1つの講義の時間はバラバラです。
1つの講義が50分のものもあれば、70分のものもあります。70分の講義が続く日は、研修の終わる時間が18時を過ぎる日もあります。
しかも、講義の後に毎回小テストが控えています。
研修のポイント
研修は、自分の勤務施設で受講するケースが多いと思います。
事前に各講義の資料をPCやiPadにダウンロードしておいて、講義は紙媒体の資料ではなく、ダウンロードした資料を見ながら受講することをお勧めします。
紙の資料だと資料を自分で印刷する必要が出てきます。(施設によっては用意してくれる所もあると思います)。紙の資料の数が膨大になり持ち運びが大変になることと、カラー印刷が出来ない可能性があります。資料によっては、カラーでないと分かりにくいものがあります。
ダウンロードした資料であっても、データ上に直接メモを書き込むことも出来るので、便利です。
各講義の資料を印刷しようとすると、「1日6コマ✖3日間=18コマ」となります。
1コマの資料は、大体20~30ページになります。



私は、自分で紙の資料をダウンロード➡印刷を行っていました。その日の講義が終わってから、次の講義の資料を印刷をするのに1時間かかることも普通にありました。
講義の数はたくさんあります。資料を自分で用意する場合、本当に大変なので紙の資料はお勧めしません。


まとめ
- 演習は、グループワークが基本的に行われる
- テストは、必死に勉強
- OSCE(オスキー)は、区分別科目研修に進んだときにも復習できるように動画に撮っておく
- 講義の資料は「紙」はやめる

