【看護師がミスを隠す】自分に落ち込んで辞めたい時の対処法

 仕事でミスをしてしまったとき、「何ともなさそう。大丈夫そうだから報告しなくても良いよね。」と思ったことはありませんか?

その気持ち分かります。私も、ミスをしたときに「なかったことに出来ないかな。」と何度も葛藤してしまいます。それが患者に大きく影響を与えるようなミスだったら、「私には無理だ。この場からいなくなりたい。」と何度も落ち込んだこともあります。

結果的に大事に至らなくても「また、ミスをするかも。仕事に行きたくない。」と思うことも…。

ミスを起こすと、下記のようなことをいつも思ってしまいます。

・ミスをしてしまうことの怖さ。
・ミスを報告すると怒られることへの恐怖やストレスに自分が耐えられないから、ミスを隠してしまう。
・ミスを隠したことで、さらに落ち込んでしまう。

もう、どうにもならなくて嫌になって仕事に行けなくなる前に、対処法を一緒に考えてみませんか。

目次

ミスを隠したことあります

「ミスを隠したい」と思うことは、誰もあります。

実は、ミスを隠した経験、私もあります。

わるい事だって分かってます。自分の起こしたミスが大なり小なり「医療事故」ということも分かっています。でも、その時の私は、ミスを報告する勇気がありませんでした。

ミスを報告することで、先輩から怒られる恐怖に自分が耐えられると思えなくて、自分を守るためにミスを隠しました。もし、ミスを報告して先輩から怒られたら「自分の心が壊れてしまう。もうこの世からいなくなりたい。」そうなってしまうかもと、思ったから黙っていました。

家に帰った後も、ミスをしたことに落ち込んで、さらにミスを隠したことに落ち込んで、泣いたこともあります。もうどうしたらいいのか分からなくて、感情の整理がつかなくて、ただ泣いていました。

インシデントに対する看護師が抱える心理的なコンフリクト(葛藤)

看護師のインシデント報告における葛藤を説明する図

インシデントを起こした時、看護師は報告するか隠してしまうか葛藤があります。報告をした方が再発のトラブルになるし、絶対に良いのは分かっているけれど…。

黙っていれば、先輩に怒られることなく仕事を終わらせることが出来る。でも、重大な事故に繋がるかもしれない。このようなことを考えてしまいます。

看護師にとってインシデントそれ自体が大きな負担

インシデント報告による期待と現実のギャップ説明図

看護師がインシデントを起こしたとき、それ自体が心理的な負担になっています。「インシデントそれ自体が、すでに罰なのである」という言葉があるように、平然とその事実を受け止めている看護師などいません。

もしもインシデントを起こして平然としていられる看護師がいたなら、恐らくその人は医療者として根本的な問題を抱えています。

過去に起こしたインシデントで、何かしらの罰を受けたり、過剰に先輩から怒られたりした経験がある看護師にとって、インシデントを起こした、報告するということ自体が大きなストレスになっています。

つまり、インシデントを隠して重大な事故に繋がる可能性より、インシデントを報告して先輩から怒られる可能性の方が自分にとって重要と考えてしまいます。

看護師がインシデントミスを隠す4つの心理

どんなときにミスを隠してしまうのでしょうか。

ミスを隠したいと思うときは下記のとおり。

  • 怖くて報告が出来ない
  • 信用を失うのが怖い
  • 何とかなると思ってしまう

1.怖くて報告が出来ない。

落ち込む看護師

先輩にミスを報告したくない。
また、怒られる。でも、報告しないわけにはいかない。

でも、怒られたくない。

ミスを報告するのって勇気が入りますよね。ただでさえ、怒られるのが怖くてミスをしないように注意しているのにミスをしてしまった。ミスをしたことを報告したら、先輩から何て言われるかと思うと怖くて報告が出来ない。

私も、新人の時はミスを報告できなくて、結局他の仕事も遅れてしまって怒られた経験があります。

2.信用を失うのがこわい

落ち込む看護師

最近、ミスをしないで仕事が出来ていたのに。
また、ミスをした。

他の人から、信頼をなくすのが怖い。

自分が築いてきた信用が崩れるのって一瞬ですよね。ようやく、新しい仕事も任されるようになってきたのに、その信用を失うのがこわい。

ミスをすることで、また振り出しに戻ってしまわないか心配になります。

3.何とかなると思ってしまう

落ち込む看護師

また、やってしまった。
でも、これくらいなら大丈夫だよね。

バレないよね。

インシデントを起こしても、経験からこれなら大丈夫。大したことにはならないと思ってしまい、隠してしまいます。

看護師がミス隠してしまい落ち込んでしまう

インシデントをしてしまい、でも隠してしまった。ちゃんと報告をしなければいけないのに、先輩に怒られたくなくて隠してしまって落ち込んでしまう。

私も、経験があるから分かります。ちゃんとミスはミスとして、報告をしないといけないのに言い出す勇気がない。自宅に帰った後も、「どうして言えなかったのか。患者の状態が急変していたらどうしよう。」などと考えてしまい、自己嫌悪をしていました。

自分が正しいことを出来ていないことを、ストレスに感じてしまって落ち込むのは、あなたがちゃんととした倫理観を持っているからです。

インシデントを隠してしまったのは、少し勇気が足りなかったから。そう考えましょう。

まとめ:ミスのまったくない人は存在しない

「ヒューマンエラー」という言葉があるように、人間は必ずミスをします。だから、あなたがミスをすることは恥ずかしいことではありません。

大事なのは、ミスをしないように努めること。前回、起こしたミスがどうして起こったのか分析して、次も同じようなミスをしないように注意することです。

そして、ミスをしてしまったら、次は少し勇気を持って報告をしましょう。

責任感が大きすぎる人ほど、ささいなミスでも重大だと考えてしまう傾向があります。責任の重さを感じすぎて、ミスをおこした時のマイナスから逃げてしまいたい感情が高まってしまいます。

しかし、ミスを隠し続けると、「ミスを隠したストレス」によって、あなたがつぶれてしまうかもしれません。あなたが笑顔でいるためにも、ミスを隠さず報告しましょう。

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この記事を書いた人

看護師のキャリアと働き方の奮闘について情報を発信中

シトラス
  • 30代 2児のパパ
  • 会社員を経て看護師になる
  • 看護師5年目で特定行為研修を受ける
  • 妻のうつにより育休&時短勤務を経験

修了した特定行為区分

  • 呼吸器(気道確保に係るもの)関連
  • 呼吸器(人工呼吸療法に係るもの)関連
  • 栄養に係るカテーテル管理(末梢留置型中心静脈注射用カテーテル管理)関連
  • 動脈血液ガス分析関連
  • 栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連
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